英検の試験時間は級によって3倍近く違います。一次試験の合計は、1級が135分、5級が45分です。
この記事は、英検の全8級について、一次試験の技能別の時間と二次試験(面接)の時間を並べたものです。数字はすべて公益財団法人 日本英語検定協会の公式サイトから2026年9月7日に取得しました。合計の分数は編集部が公表値を足したものです。
英検の試験時間は、一次試験で45分から135分まで開く
まず結論から並べます。英検(従来型)の一次試験にかかる時間は、級ごとに次のとおりです。
| 級 | 一次試験の合計(編集部の計算) | 二次試験 |
|---|---|---|
| 1級 | 135分 | 約10分 |
| 準1級 | 約120分 | 約8分 |
| 2級 | 約110分 | 約7分 |
| 準2級プラス | 約110分 | 約7分 |
| 準2級 | 約105分 | 約6分 |
| 3級 | 約90分 | 約5分 |
| 4級 | 約65分 | 二次試験なし(スピーキングテスト約4分) |
| 5級 | 約45分 | 二次試験なし(スピーキングテスト約3分) |
最上位の1級と最下位の5級で、一次試験の時間差は90分あります。5級を3回受けられる時間で、1級は1回しか受けられません。
英検の試験時間を技能別に分解すると、伸びているのは筆記のほう
協会は級ごとのページで、一次試験の時間を「リーディング・ライティング」と「リスニング」に分けて公表しています。そこへ二次試験を足したものが下の表です。
| 級 | リーディング・ライティング | リスニング | 二次試験(面接) |
|---|---|---|---|
| 1級 | 100分 | 約35分 | 約10分 |
| 準1級 | 90分 | 約30分 | 約8分 |
| 2級 | 85分 | 約25分 | 約7分 |
| 準2級プラス | 85分 | 約25分 | 約7分 |
| 準2級 | 80分 | 約25分 | 約6分 |
| 3級 | 65分 | 約25分 | 約5分 |
| 4級 | リーディング35分(ライティングなし) | 約30分 | ― |
| 5級 | リーディング25分(ライティングなし) | 約20分 | ― |
3級から1級までの差を作っているのは、ほとんどが筆記の時間です。リーディング・ライティングは65分から100分へ35分増えるのに対し、リスニングは約25分から約35分へ10分しか増えません。
つまり級が上がるほど、当日の負担は「座って読み書きする時間」に集中していきます。
英検4級のリスニングは、3級より長い
表を上から下へ読むと、1か所だけ順序が逆転している欄があります。リスニングです。
| 級 | リスニング | 1つ下の級との差 |
|---|---|---|
| 1級 | 約35分 | +約5分 |
| 準1級 | 約30分 | +約5分 |
| 2級 | 約25分 | ±0分 |
| 準2級プラス | 約25分 | ±0分 |
| 準2級 | 約25分 | ±0分 |
| 3級 | 約25分 | −約5分(4級のほうが長い) |
| 4級 | 約30分 | +約10分 |
| 5級 | 約20分 | ― |
4級のリスニングは約30分で、3級の約25分より約5分長く公表されています。3級・準2級・準2級プラス・2級の4つは、リスニングだけを見ると約25分で横並びです。
リスニングの長さで級の難しさを測ることはできない、ということになります。
英検の二次試験は3級以上だけ。時間は約5分から約10分
3級以上には、一次試験に合格した人が受ける二次試験があります。協会は「英語での面接」と表記しています。
| 級 | 二次試験の時間 | 一次試験に対する比率(編集部の計算) |
|---|---|---|
| 1級 | 約10分 | 約7% |
| 準1級 | 約8分 | 約7% |
| 2級 | 約7分 | 約6% |
| 準2級プラス | 約7分 | 約6% |
| 準2級 | 約6分 | 約6% |
| 3級 | 約5分 | 約6% |
二次試験は、どの級でも一次試験の6〜7%の長さしかありません。合否を分ける4技能のうち1つを、全体の1割に満たない時間で測っている計算です。
1級でも約10分です。ここを「短いから軽い」と読むか「短いからやり直しがきかない」と読むかで、準備の仕方が変わります。
英検4級・5級のスピーキングテストは、時間も位置づけも別枠
4級と5級には二次試験がありません。代わりにスピーキングテストが用意されています。
| 級 | スピーキングテストの時間 | 級認定への影響 | 受験 |
|---|---|---|---|
| 4級 | 約4分 | 影響しない | 任意 |
| 5級 | 約3分 | 影響しない | 任意 |
協会は「スピーキングテストは、級認定には影響せず、スピーキングテスト単位で合否判定されます」と明記しています。つまり4級・5級の合否は、一次試験だけで決まります。
受けるかどうかを迷っている人は、この一文を先に読んでおくと判断が早くなります。
英検S-CBTの試験時間は、一次試験の時間にスピーキング15分を足した長さ
1日で4技能を測る英検S-CBTにも、級ごとの試験時間が公表されています。実施級は準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級の5つです。
| 級 | スピーキング | リスニング | リーディング・ライティング | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 準1級 | 15分 | 30分 | 90分 | 135分 |
| 2級 | 15分 | 25分 | 85分 | 125分 |
| 準2級プラス | 15分 | 25分 | 85分 | 125分 |
| 準2級 | 15分 | 25分 | 80分 | 120分 |
| 3級 | 15分 | 25分 | 65分 | 105分 |
この表を従来型と突き合わせると、きれいに一致します。S-CBTの合計時間は、どの級も「従来型の一次試験の合計+15分」です。
2級なら110分+15分で125分、準1級なら120分+15分で135分。スピーキングの15分だけが上乗せされている構造です。
従来型は一次試験と二次試験が別日です。S-CBTは1日で終わります。1日あたりの拘束は15分増えますが、会場へ行く回数は2回から1回に減ります。移動時間まで含めて比べると、順位が入れ替わることがあります。
英検の試験時間には「約」が付く技能と付かない技能がある
公表値をよく見ると、書き方が2種類あります。
| 技能 | 公表の書き方 | 意味するところ |
|---|---|---|
| リーディング・ライティング | 「100分」など、約が付かない | 開始と終了が時計で決まる |
| リスニング | 「約35分」など、約が付く | 音声の長さで決まるため前後する |
| 二次試験(面接) | 「約10分」など、約が付く | 受験者ごとのやり取りで前後する |
| S-CBT合計 | 「合計時間は目安です」と注記あり | 試験の進行状況により異なる |
自分で時間を管理できるのは、約が付いていない筆記の枠だけです。リスニングと面接は、自分のペースで進める場所ではありません。
英検の試験時間から逆算すると、1問あたりに使える時間が見える
筆記の時間は自分で配分できます。級ごとに、その枠がどれだけあるかを整理します。
| 級 | 自分で配分できる時間(リーディング・ライティング) | 配分できない時間(リスニング+面接) |
|---|---|---|
| 1級 | 100分 | 約45分 |
| 準1級 | 90分 | 約38分 |
| 2級 | 85分 | 約32分 |
| 準2級 | 80分 | 約31分 |
| 3級 | 65分 | 約30分 |
| 4級 | 35分 | 約30分 |
4級は、自分で配分できる時間と配分できない時間がほぼ同じです。級が上がるほど、時間配分の巧拙が結果に響く割合が大きくなります。
1級は100分の中でライティングと長文をどう割るかが問われます。ここは対策で動かせる部分です。
英検の試験時間は級を1つ上げるたびに何分増えるのか
下から順に足し算していくと、増え方に段差があります。
| 級の移動 | 一次試験の増加分(編集部の計算) |
|---|---|
| 5級 → 4級 | +約20分 |
| 4級 → 3級 | +約25分 |
| 3級 → 準2級 | +約15分 |
| 準2級 → 準2級プラス | +約5分 |
| 準2級プラス → 2級 | ±0分 |
| 2級 → 準1級 | +約10分 |
| 準1級 → 1級 | +約15分 |
準2級プラスと2級は、一次試験の時間が同じ約110分です。技能別の内訳も、リーディング・ライティング85分/リスニング約25分/面接約7分で完全に一致しています。
準2級プラスは2025年度に加わった級です。時間の設計上は2級と同じ枠に置かれている、と読むことができます。
英検の試験時間を検定料と並べると、1分あたりの金額が出る
英検S-CBTの検定料は公式サイトに級別で出ています。試験時間で割ると、1分あたりの負担が比べられます。
| 級 | S-CBT検定料(税込) | S-CBTの試験時間 | 1分あたり(編集部の計算) |
|---|---|---|---|
| 準1級 | 10,500円 | 135分 | 約78円 |
| 2級 | 9,600円 | 125分 | 約77円 |
| 準2級プラス | 9,200円 | 125分 | 約74円 |
| 準2級 | 9,000円 | 120分 | 約75円 |
| 3級 | 7,700円 | 105分 | 約73円 |
1分あたりは73円から78円の範囲に収まります。級が上がっても、時間あたりの金額はほとんど変わりません。検定料の差は、そのまま試験時間の差に対応していると読めます。
英検の試験時間は年度で変わることがある
この記事の数字は2026年9月7日時点の公表値です。英検は近年、仕様が続けて動いています。
| 時期 | 変わったこと | 試験時間への関係 |
|---|---|---|
| 2025年度 | 準2級プラスが加わった | 級が1つ増え、時間表の行が増えた |
| 2026年度第1回 | 検定料を全級一律100円引き下げ | 時間は変わらないが1分あたりの金額が下がった |
試験時間は、級の新設や方式の追加に合わせて見直されることがあります。申し込む前に、受ける級のページで最新の分数を確認してください。
英検の試験時間まとめ
英検の一次試験は、5級の約45分から1級の135分まで。二次試験は3級以上のみで約5分から約10分です。4級・5級のスピーキングテストは任意で、級認定には影響しません。
S-CBTの合計時間は、どの級も従来型の一次試験にスピーキング15分を足した長さでした。1日で終わる代わりに、当日の拘束は15分だけ長くなります。
分数はすべて2026年9月7日時点で日本英語検定協会が公式サイトに公表していた値です。「合計」「差」「1分あたり」は編集部が公表値から計算した結果で、協会が公表しているものではありません。リスニングと面接には公式に「約」が付いており、当日の進行で前後します。金額は税込です。
この記事で使った英検の一次ソース
- 日本英語検定協会 1級の過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 準1級の過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 2級の過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 準2級プラスの過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 準2級の過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 3級の過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 4級の過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 5級の過去問・試験内容(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 英検S-CBT 試験時間(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 英検S-CBT 検定料(2026年9月7日取得)
- 日本英語検定協会 英検S-CBTについて(2026年9月7日取得)

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