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IELTSのライティングは何を書く?タスク別の語数と時間配分

IELTSのライティングで「何語書けばいいか」の答えは、運営元が数字で出しています。Task 1が150語以上で約20分、Task 2が250語以上で約40分。合計60分で2本、どちらも必ず書き切る。そしてTask 2はTask 1の2倍の重みでライティングのバンドスコアに反映されます。この「150/250」「20/40」「2倍」の3組だけが、すべての受験方式に共通する骨格です。

この記事は、IELTSの共同運営元(British Council/IDP IELTS/Cambridge University Press & Assessment)が運営するielts.orgのAcademic・General Trainingそれぞれのライティング試験形式ページ、同じくielts.orgが配布している採点基準のPDF「Writing Band Descriptors(2023年5月更新版)」および「IELTS Writing Key Assessment Criteria」、ielts.orgが公開している受験者成績データ(2024-2025年)、公益財団法人 日本英語検定協会の試験結果ページを並べ直したものです。数字はすべて2026年9月11日に各サイトで確認しました。平均スコアの集計は、配布されているデータの値を編集部が数え直した結果で、その旨は各所に明記しています。

目次

IELTSのライティングは、Task 1が150語以上・Task 2が250語以上

まず語数です。ielts.orgのAcademicライティング形式ページの逐語は「There are two Writing tasks and BOTH must be completed.(ライティングには2つのタスクがあり、両方を完了しなければならない)」。そのうえで各タスクの語数と時間が示されています。

項目 Task 1 Task 2
最低語数 150語 250語
目安の時間 約20分 約40分
ライティング全体の時間 60分(2タスク合計)
スコアへの重み 1 2(Task 1の2倍)
Academicで書くもの 図表・グラフ・図解の説明 意見・議論・問題への小論
General Trainingで書くもの 手紙 意見・議論・問題への小論

逐語は「You need to write at least 150 words in about 20 minutes.(約20分で150語以上書く必要がある)」「You need to write at least 250 words in about 40 minutes.(約40分で250語以上書く必要がある)」です。「about 20 minutes」「about 40 minutes」は運営側が示した目安であって、タスクごとに時計が止まる仕組みではありません。60分をどう割るかは受験者が決めます。

この記事の数え方

「150語」「250語」は原文の at least(以上)をそのまま訳しています。語数はライティングの採点基準そのものに書き込まれた数字で、Task 1の評価観点の定義に「using a minimum of 150 words」、Task 2の定義に「using a minimum of 250 words」と明記されています。単なる目安ではありません。

IELTSのライティングの時間配分は、20分と40分に分かれている

時間配分についてielts.orgは、両方のタスクに同じ形の指示を出しています。Task 1は「You should spend no more than 20 minutes on this task.(このタスクに20分を超えて使うべきではない)」、Task 2は「You should spend no more than 40 minutes on this task.(このタスクに40分を超えて使うべきではない)」です。

なぜ20分で切るのかも、同じページに理由が書かれています。逐語は「While you will not be penalised for writing more than 150 words, you should remember that a longer Task 1 answer may mean that you have less time to spend on Task 2, which contributes twice as much to your Writing band score.(150語を超えて書いても減点はされないが、Task 1の解答が長くなると、ライティングのバンドスコアに2倍の重みで反映されるTask 2に使える時間が減ることを覚えておくべきだ)」。つまり書きすぎ自体は減点対象ではなく、罰は「2倍配点のほうの時間を削る」という形で来ます。

Task 2の側には別の注意が付いています。逐語は「if you write a very long answer you may not have time for checking and correcting at the end, and some ideas may not be directly relevant to the question.(非常に長い解答を書くと、最後に確認して直す時間が無くなり、一部の内容が設問に直接関係しないものになるかもしれない)」。長く書くことのコストは、見直し時間と論点のズレとして説明されています。

時間の使い方 ielts.orgの記述 起きること
Task 1に20分を超えて使う 「should spend no more than 20 minutes」 2倍配点のTask 2の時間が減る
150語を超えて書く 「will not be penalised」 語数超過そのものは減点なし
250語を超えて大幅に書く 「may not have time for checking and correcting」 見直しができず、内容がズレる
語数が足りない 「there may not be enough evidence of the language features needed in order to award higher bands」 上位バンドを付ける材料が足りなくなる

IELTSのライティングは、Task 2の配点がTask 1の2倍

配点の話は、形式ページのSummary欄に1行で置かれています。逐語は「Marking: Task 2 contributes twice as much as Task 1 to the Writing score.(採点:Task 2はライティングのスコアに、Task 1の2倍寄与する)」。AcademicもGeneral Trainingも同じ文言です。

配布PDF「IELTS Writing Key Assessment Criteria」にも同じ趣旨が書かれています。逐語は「Each task is assessed independently. The assessment of Task 2 carries more weight in marking than Task 1.(各タスクは独立して採点される。Task 2の評価はTask 1より採点上の重みが大きい)」。2本のタスクは別々に採点され、そのうえで重みが違うかたちで足し合わされます。

ielts.orgのスコア解説ページには、1本のタスク内部の計算方法も書かれています。逐語は「The criteria are weighted equally and the score on the task is the average.(各評価観点の重みは等しく、そのタスクのスコアは平均である)」。4つの観点が等しい重みで扱われ、その平均がタスクのスコアになります。

IELTSのライティングのTask 1は、AcademicとGeneral Trainingで別物

同じ「Task 1・150語・20分」でも、AcademicとGeneral Trainingでは書くものが違います。ここを取り違えると、語数と時間だけ守っても中身が合いません。

比べる点 Academic Task 1 General Training Task 1
書くもの グラフ・表・チャート・図解の説明 手紙
文体 academic または semi-formal/neutral personal/semi-formal/formal(相手による)
指示のされ方 図表そのものに必要な情報が全部ある 3つの箇条書きで「何を書くか」が指定される
評価観点の名前 Task Achievement Task Achievement
評価の中身 主要な特徴を選び、数値・傾向を正確に報告し、比較する 手紙の目的を説明し、3つの指定事項に全部触れ、適切な体裁と語調を保つ
住所 ― 「You do not need to write any addresses at the top of your letter.」

Academic側の説明は「In Academic Writing Task 1, you may be asked to describe: one or more graphs, charts or tables / a diagram of an object, device, process or event.(1つ以上のグラフ・チャート・表、あるいは物・装置・過程・出来事の図解の説明を求められることがある)」。加えて「In Task 1, all the information you require is given in the graph, chart, table or diagram.(必要な情報はすべて図表の中にある)」と明記されています。外から持ち込む知識は想定されていません。

General Training側は、手紙の相手として想定される場面まで挙げられています。大学の寮の担当者に住環境の問題を書く、新しい雇用主に時間管理の悩みを書く、地元紙に空港開発計画について書く、賃貸業者に暖房の不具合を書く、の4例です。逐語は「The style of writing that you use depends on who you are asked to write to and how well you are supposed to know them.(使う文体は、誰に書くよう求められたか、その相手をどれだけ知っている設定かによる)」。

IELTSのライティングのTask 2は、両方式で同じ形をしている

Task 2は、AcademicもGeneral Trainingも「250語以上・約40分・意見や議論を扱う小論」で共通しています。General Trainingの説明の逐語は「you need to write a semi-formal/neutral discursive essay of a minimum of 250 words.(250語以上の、semi-formal/neutralな論述エッセイを書く必要がある)」です。

扱われる話題の例も公開されています。General Trainingでは「子どもの余暇活動は教育的であるべきか」「環境問題はどう解決できるか」「公共の場での喫煙は禁止されるべきか」の3つ。Academic側には「例えば話題がコンピューターという広い主題の中の特定の側面なら、その側面だけに焦点を当てるべきで、コンピューター全般について書いてはいけない」という注意が付いています。

評価観点の名前もTask 1と変わります。PDF「IELTS Writing Key Assessment Criteria」の逐語は「For Task 2 of both the AC and GT Writing tests, candidates are required to formulate and develop a position in relation to a given prompt in the form of a question or statement, using a minimum of 250 words.(AC・GT両方のTask 2で、受験者は問いまたは主張の形で与えられた設題に対し、250語以上を用いて立場を形成し展開することが求められる)」。Task 1の Task Achievement に対して、Task 2は Task Response です。

  • how fully the candidate responds to the task(設題にどれだけ十分に答えているか)
  • how adequately the main ideas are extended and supported(主要な論点がどれだけ展開され支えられているか)
  • how relevant the candidate’s ideas are to the task(論点が設題にどれだけ関係しているか)
  • how clearly the candidate opens the discourse, establishes their position and formulates conclusions(論述をどれだけ明確に始め、立場を定め、結論を組み立てているか)
  • how appropriate the format of the response is to the task(解答の体裁が設題にどれだけ適しているか)

IELTSのライティングの採点は、4つの観点の平均で決まる

採点観点は4つで、Task 1とTask 2で1つ目の名前だけが変わります。残り3つは同じです。

観点 Task 1での名前 Task 2での名前 何を見るか(ielts.orgの記述)
1 Task Achievement Task Response 設題の要求をどれだけ正確・適切・関連して満たしたか
2 Coherence and Cohesion 文章の明確さと流れ、考えと情報の並べ方、つなぎ語の使い方
3 Lexical Resource 語彙の幅と、その正確さ・適切さ
4 Grammatical Range and Accuracy 文法の幅と、その正確さ・適切さ

この4つは重みが等しく、そのタスクのスコアは4つの平均です。語彙だけ、文法だけを磨いても、1つの観点は全体の4分の1しか動かしません。配布PDFはさらに細かい下位項目まで公開していて、たとえばLexical Resourceには「the density and communicative effect of errors in spelling(つづりの誤りの密度と、意思疎通への影響)」「the density and communicative effect of errors in word formation(語形成の誤りの密度と、意思疎通への影響)」が並びます。つづりの誤りは、誤りの数ではなく密度と影響で見られています。

Coherence and Cohesionの下位項目には、段落分けが独立して入っています。逐語は「the appropriate use of paragraphing for topic organisation and presentation.(話題の整理と提示のための適切な段落分け)」。段落を分けたかどうかは、感想ではなく採点項目として明文化されています。

IELTSのライティングで減点・厳罰になる書き方は公表されている

ielts.orgは、どう書くと罰があるかを具体的に列挙しています。ここは推測の余地がありません。

やってしまうこと ielts.orgの記述 強さ
設題と関係ないことを書く 「you will be penalised if what you write does not relate to the topic」 減点
メモ書き・箇条書きで答える 「You will also be penalised if your answer is not written as a whole piece of connected text」 減点
他所から写す 「You will be severely penalised if your writing is plagiarised」 severely(厳しく)
語数が足りない 「there may not be enough evidence of the language features needed in order to award higher bands」 上位バンドの材料不足
20語以下しか書かない 「Responses of 20 words or fewer are rated at Band 1.」 4観点すべてBand 1

採点基準PDFのBand 0の欄にも、該当条件が書かれています。逐語は「Should only be used where a candidate did not attend or attempt the question in any way, used a language other than English throughout, or where there is proof that a candidate’s answer has been totally memorised.(受験者が出席しなかったか設問に一切取り組まなかった場合、全編を英語以外の言語で書いた場合、または解答が完全に暗記されたものである証拠がある場合にのみ用いる)」。暗記した文章をそのまま書くことは、Band 0の条件として明記されています。Band 1の欄には「Any copied rubric must be discounted.(写された設問文は一切カウントしない)」ともあります。設問文を書き写して語数を稼ぐ方法は、語数として数えられません。

コンピューター版と Writing on Paper の違い

ielts.orgの逐語は「If you are taking IELTS on computer, you must type your answers on the screen. If you are taking IELTS on computer (Writing on Paper), you must write your answers on the answer sheet, using the pen provided.(コンピューター版では画面に入力し、Writing on Paper版では備え付けのペンで解答用紙に書く)」。どちらの方式でも「You are allowed to take notes using the note-taking tool, but these will not be seen by the examiner.(メモ機能は使えるが、試験官には見られない)」とされています。メモは採点対象外です。

IELTSのライティングのバンド別の基準を、公表されている記述で並べた

採点基準PDF「Writing Band Descriptors(2023年5月更新)」から、Task 2のTask Responseの記述を抜き出します。冒頭には「A script must fully fit the positive features of the descriptor at a particular level.(解答は、あるレベルの記述の肯定的な特徴に完全に合致しなければならない)」という前提が置かれています。

バンド Task 2 Task Response の記述(抜粋)
9 The prompt is appropriately addressed and explored in depth./Ideas are relevant, fully extended and well supported.
8 The prompt is appropriately and sufficiently addressed./Ideas are relevant, well extended and supported.
7 The main parts of the prompt are appropriately addressed./A clear and developed position is presented./there may be a tendency to over-generalise(一般化しすぎる傾向がありうる)
6 The main parts of the prompt are addressed (though some may be more fully covered than others)./the conclusions drawn may be unclear, unjustified or repetitive(結論が不明確・根拠不足・繰り返しになりうる)
5 The main parts of the prompt are incompletely addressed./The writer expresses a position, but the development is not always clear.

バンド6と7の差は、語彙でも文法でもなく「設題のどの部分にどこまで答えたか」と「結論が根拠づけられているか」で書き分けられています。同じPDFのCoherence and Cohesion欄でも、6は「Paragraphing may not always be logical and the central topic may not always be clear.(段落分けが常に論理的とは限らず、中心となる話題が常に明確とは限らない)」、7は「Paragraphing is generally used effectively to support overall coherence(段落分けは概して全体の一貫性を支えるように効果的に使われている)」と分かれます。

Task 1側も同じ構造です。Task Achievementの6は「(Academic) Key features which are selected are covered and adequately highlighted. A relevant overview is attempted.(選ばれた主要な特徴が扱われ、十分に強調されている。関連する概観が試みられている)」、7は「(Academic) It presents a clear overview, the data are appropriately categorised, and main trends or differences are identified.(明確な概観を示し、データが適切に分類され、主要な傾向や差異が特定されている)」。「概観を試みた」か「明確な概観がある」かが、6と7の分かれ目として書かれています。

IELTSのライティングは、4技能でいちばん平均が低い

ielts.orgは受験者の平均バンドスコアを国籍別・第一言語別に公開しています。2024-2025年のAcademicのデータを編集部が数え直すと、掲載されている40の国・地域のうち31で、ライティングが4技能の中で最も低い平均でした。

国籍(Academic) リスニング リーディング ライティング スピーキング
日本 5.99 5.93 5.65 5.47
中国 6.21 5.90 5.76 5.50
韓国 6.51 6.53 5.95 5.87
インド 6.41 6.94 6.24 6.47
ドイツ 7.80 8.10 6.63 7.51
スペイン 7.39 7.49 6.33 6.89

同じデータの第一言語別の表には、英語を第一言語とする受験者の行もあります。Academicの平均はリスニング6.84、リーディング7.40、ライティング6.49、スピーキング7.25。英語が第一言語の受験者でも、4技能の中でライティングが最も低くなっています。ライティングの平均が低いのは非英語圏に限った話ではない、という並びです。

性別で見た平均も同じ向きでした。Academicの平均は女性がリスニング6.41・リーディング6.34・ライティング5.96・スピーキング6.04、男性がリスニング6.39・リーディング6.29・ライティング5.89・スピーキング5.94。どちらもライティングが4技能で最下位です。なお同じデータによれば、受験者の78.93%がAcademic、21.07%がGeneral Trainingでした。

IELTSのライティングの採点は、点がばらついたときに自動で見直される

ielts.orgは、採点の信頼性について測定値まで公開しています。2024-2025年の記述の逐語は「Cases where one of the examiner-rated sections has been awarded a score that is markedly different to the scores in the Listening and Reading sections are automatically re-marked.(試験官が採点するセクションの一方が、リスニング・リーディングのスコアと著しく異なる点数になった場合は、自動的に再採点される)」です。

同じ段落に「Comparison of original and ‘jagged’ re-ratings of 2024-2025 performances showed an inter-rater reliability coefficient of 0.90 for Speaking and 0.92 for Writing.(2024-2025年の当初評価と『ギザギザ』の再評価を比較すると、採点者間信頼性係数はスピーキングが0.90、ライティングが0.92だった)」と続きます。ライティングだけ極端に低い場合、申請しなくても再採点の対象になる仕組みが公表されています。

試験官の資格についても記述があります。逐語は「examiners, who must all undergo a retraining and recertification process every two years(すべての試験官は2年ごとに再訓練と再認定の手続きを受けなければならない)」。採点はPSN(Professional Support Network)という組織が標準化しているとされています。

IELTSのライティングの点に納得できないときの選択肢

結果が出たあとの手続きは2つあり、日本英語検定協会が金額と期限を出しています。どちらを使うかで、費用も待ち時間も変わります。

手続き 中身 費用(税込) 期限 結果まで
再採点(Enquiry on Results) 希望する技能を指定して採点し直してもらう 15,000円(技能数に関わらず一律) コンピューター版は試験日から39日以内 概ね3週間程度
One Skill Retake 4技能のうち1技能だけ受け直す 19,250円(IELTSコンピューター版) 初回の試験日から60日以内 ―

再採点の説明の逐語は「テスト結果に疑問がある場合、再採点Enquiry on Results(EOR)を申請することができます。どの技能の再採点を希望するかは、ご自身で指定が可能です」。返金の条件も明記されていて「再採点の結果、スコアが変更となった場合にのみ(中略)手数料を返金いたします」とあります。スコアが動かなければ費用は戻りません。

申請中の扱いにも注意書きがあります。逐語は「再採点(EOR)申請中は、元の成績が一時的に無効となりますのでご注意ください。またこれにより追加成績証明書の発行につきましても受付することができません」「申請受付後のキャンセルは承っておりません」。出願の締切が近いときは、この一時無効の期間が効いてきます。

One Skill Retakeの条件も公表されています。「IELTSコンピューター版およびIELTS for UKVIでご利用いただけます」「初回の試験(4技能)のうち、1技能のみを再受験できる制度です」「日本英語検定協会が運営するテストセンターでのみ受験できます」「初回の試験日から60日以内に受験する必要があります」「IELTS Life Skillsは対象外です」。ライティングだけを受け直す選択肢はありますが、期限が60日と短く、受けられる会場も限られます。

IELTSのライティングで、公表されていない数字

よく探されるのに、公式に数字が出ていないものを、公表されている範囲と合わせて並べます。

数字 公表の状況
語数と獲得バンドの対応(何語書けば何点か) 採点基準にあるのは「150語以上」「250語以上」「20語以下はBand 1」の3点のみ。語数とバンドを結ぶ表は公開されていない
語数不足1語あたりの減点幅 「上位バンドを付ける根拠が足りなくなる可能性がある」とあるだけで、減点の量は示されていない
Task 1とTask 2を足す具体的な計算式 「Task 2はTask 1の2倍寄与する」とあるが、端数処理を含む計算式そのものは公開されていない
日本の受験者のライティング平均の推移 配布されているのは2024-2025年の1期分で、同じ形式の過去データが同じページに並んでいない
再採点でスコアが変わる割合 日本英語検定協会・ielts.orgのいずれにも、変更率の数字が出ていない
One Skill Retakeのライティング単独の結果日数 日本英語検定協会の案内には、技能別の日数の記載が見つからなかった

「何語書けば7.0」という形の数字は、運営元が出していません。公開されているのは、最低語数と、バンドごとの記述と、4観点の平均という3つの仕組みだけです。

IELTSのライティングで最後に確認しておくこと

この記事で並べた数字を、確認の順番に並べ直します。

  • Task 1は150語以上・約20分、Task 2は250語以上・約40分。合計60分で2本とも必須
  • Task 2はライティングのスコアにTask 1の2倍寄与する
  • Academic Task 1は図表の説明、General Training Task 1は手紙。Task 2は両方式とも同じ形
  • 採点観点は4つで重みは等しく、タスクのスコアはその平均
  • 設題と無関係・箇条書きは減点、写しは severely penalised、20語以下は Band 1
  • 設問文の写しは語数に数えない。完全な暗記解答は Band 0 の条件
  • 2024-2025年のAcademic平均は日本が5.65。英語を第一言語とする層でも4技能で最下位
  • リスニング・リーディングと大きく食い違う点は自動で再採点される
  • 再採点は15,000円(税込)・試験日から39日以内・結果まで概ね3週間
  • One Skill Retakeは19,250円(税込)・初回の試験日から60日以内・1技能のみ

語数・時間・配点の3つは全受験者に共通の固定値で、そこだけは調べ直す必要がありません。迷いが出るのはバンドの記述の読み方のほうなので、先に固定値を押さえてから基準PDFを読む順番にすると、確認が1回で済みます。

この記事の数字の出どころ

語数・時間・配点・減点条件はielts.orgのAcademicおよびGeneral Trainingのライティング試験形式ページ、バンド別の記述は同サイト配布の「Writing Band Descriptors(2023年5月更新)」、評価観点の定義は「IELTS Writing Key Assessment Criteria」、平均スコアと採点信頼性はielts.orgのTest statisticsおよび受験者成績データ(2024-2025年)、再採点とOne Skill Retakeの費用・期限は公益財団法人 日本英語検定協会の試験結果ページから採りました。いずれも2026年9月11日に確認しています。国別・性別の集計は、配布データの数値を編集部が並べ替えたものです。

この記事で使ったIELTSの一次ソース

すべて2026年9月11日に開いて確認しました。リンクは張っていないため、アドレスをコピーして開いてください。

ielts.org|IELTS Academic: Writing test format:https://ielts.org/take-a-test/test-types/ielts-academic-test/ielts-academic-format-writing

ielts.org|IELTS General Training: Writing test format:https://ielts.org/take-a-test/test-types/ielts-general-training-test/ielts-general-training-format-writing

ielts.org|Writing Band Descriptors(PDF・2023年5月更新):https://ielts.org/cdn/Guides/ielts-writing-band-descriptors.pdf

ielts.org|IELTS Writing Key Assessment Criteria(PDF):https://ielts.org/cdn/Guides/ielts-writing-key-assessment-criteria.pdf

ielts.org|IELTS scoring in detail:https://ielts.org/take-a-test/your-results/ielts-scoring-in-detail

ielts.org|Test statistics(受験者成績データ2024-2025):https://ielts.org/researchers/our-research/test-statistics

公益財団法人 日本英語検定協会|IELTS 試験結果(再採点・One Skill Retake):https://www.eiken.or.jp/ielts/result/

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