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子ども英語教室の費用はいくら?形態別の月謝を並べた

子ども向けの英語教室に毎月いくら払うのかは、教室の形態でまったく違う。2026年9月16日に各社の公式料金ページで確認した範囲では、週1回のグループレッスンの月謝はおおむね7,480円から18,700円、マンツーマンになると28,380円まで上がった。同じ「週1回」でも、1クラスに何人いるかで3倍以上の開きがある。

この記事は、各スクールが自社サイトに掲載している料金表と、文部科学省の令和5年度子供の学習費調査、公益財団法人日本英語検定協会が公表している検定料、矢野経済研究所のプレスリリースを並べ直したものである。金額はすべて2026年9月16日に各公式サイトで確認した。どの教室がよいという評価はせず、公表されている数字だけを置く。

目次

子ども英語教室の費用は月いくらか、形態別に並べる

まず全体像を1枚にする。下の表は、各社が公式サイトに掲載している「小学生・週1回」にあたるコースの月額を、教室の形態ごとに拾ったものである。同じ小学生・週1回でも、7,480円から28,380円まで並ぶ。

形態 例(2026年9月16日に公式サイトで確認) 小学生・週1回相当の月額
プリント学習型(1教科) 公文式(その他の地域) 7,480円(税込・教材費込)
プリント学習型(1教科) 公文式(東京都・神奈川県) 8,030円(税込・教材費込)
地域・自宅型グループ ECCジュニア 小学1〜3年生 英語・英会話コース 7,700円(税込)
地域・自宅型グループ ヤマハ英語教室 英語でコミュニケーション1 8,030円(税込)
地域・自宅型グループ ベネッセ ビースタジオ 小学1・2年生(ホーム) 7,920円(税込)
大手スクールのグループ NOVAバイリンガルKIDS サテライト校 Class5 9,130円(税込/40分×月4回)
大手スクールのグループ シェーン英会話 小学生 少人数レッスン 11,550円(税込/50分×週1回)
大手スクールのグループ ECC KIDS キッズイングリッシュワールド(首都圏・関東) 11,000円(税込/60分×週1回)
大手スクールの超少人数 ベルリッツ・キッズ 教室 少人数グループ(最大3名) 14,980円(税込/40分×週1回)
マンツーマン(教室) ベルリッツ・キッズ 教室/オンライン自由選択 28,380円(税込/40分×週1回)
オンライン(外国人講師) リップルキッズパーク 週1回プラン 3,300円(税込/25分×週1回)
オンライン(日英バイリンガル講師) GLOBAL CROWN 月々プラン 週1回 11,500円/月

この表の金額は「授業料そのもの」だけで、入会金・教材費・管理費は含んでいない。実際に財布から出る額はこれより大きくなる。何が別に乗るかは次の見出しで分解する。

子ども英語教室の費用は月謝だけでは終わらない

公式サイトの料金ページを読むと、月謝とは別に並んでいる項目がだいたい4つある。入会金(入学金)、年会費または管理費、教材費、検定料である。金額は教室によってかなり違う。

スクール 入会金・入学金 年会費・管理費 教材費
ECCジュニア(小学生 英語・英会話コース) 5,500円 記載なし 19,910円(初年度目)
ECC KIDS 11,000円 記載なし 記載なし
シェーン英会話(子ども) 22,000円 スクール管理費 1,980円/月 レベルによって異なる
ベネッセ ビースタジオ(ホーム教室) 5,500円 年会費 0円 小学1・2年生 20,980円
ベネッセ ビースタジオ(プラザ教室) 11,000円 年会費 6,600円(ベビー〜小学生) 小学1・2年生 20,980円
ベルリッツ・キッズ 通常 33,000円 記載なし 別途(言語・レベルにより異なる)
ヤマハ英語教室 教室により異なる 施設費(教室により異なる) 記載なし
公文式 記載なし 記載なし 月額会費に含む(英語はE-Pencil 6,600円が別途)
リップルキッズパーク 不要 記載なし 記載なし
GLOBAL CROWN 0円 記載なし 0円

すべて2026年9月16日に各公式サイトで確認した金額である。初年度は入会金と教材費が重なるので、月謝の2〜4か月分が最初にまとまって出る計算になる。

「記載なし」の読み方

この表の「記載なし」は、その費用がかからないという意味ではない。公式サイトの料金ページにその項目の金額が書かれていなかった、という意味である。ヤマハ英語教室のように「教室により異なりますので、ご入会をご希望の教室にお問い合わせください」と明記している例もある。

子ども英語教室の大手スクールが公表している月謝

駅前や商業施設に教室を構える大手スクールの料金表を、年齢の区分ごとに並べる。まずシェーン英会話の子どもコース(税込・年44回)である。

対象 レッスン形態 定員 レッスン時間 受講費(税込)
2才〜3才 少人数レッスン 2〜3名 25分×週1回 8,250円
2才 個人レッスン 1名 25分×月4回 11,550円
年少〜年長 少人数レッスン 2〜6名 50分×週1回 11,550円
年少〜年長 個人レッスン 1名 40分×月4回 29,150円
小学生 少人数レッスン 2〜6名 50分×週1回 11,550円
小学生 ペアレッスン 2名 40分×月4回 18,150円
小学生 個人レッスン 1名 40分×月4回 29,150円
中学1・中学2年 少人数レッスン 2〜6名 50分×週1回 12,650円
中学3年 少人数レッスン 2〜4名 50分×週1回 15,950円

同社の料金ページには「少人数レッスンはスクールにより定員が異なります。定員が4名のスクールは受講費15,950円(税込)/月となります」という注記が付いている。同じ「少人数レッスン」という名前でも、通う校舎によって11,550円と15,950円に分かれる。

次にECC KIDS(ECC外語学院の子どもコース)である。ここは地域でまるごと金額が変わる。

コース レッスン時間 定員 首都圏・関東エリア(税込) 北関東・東海・関西・中国・九州エリア(税込)
1歳半・2歳・3歳(ベビー) 30分×週1回 6組 11,000円 9,900円
3歳(年少) 40分×週1回 6名 11,000円 9,900円
4・5歳 50分×週1回 8名 11,000円 9,900円
小学1〜6年(キッズイングリッシュワールド) 60分×週1回 8〜10名 11,000円 9,900円
小学1〜3年(スーパーマスターコース) 120分×週1回または60分×週2回 8〜10名 18,700円 16,830円
小学4〜6年(スーパーマスターコース) 120分×週1回または60分×週2回 10名 18,700円 16,830円
中学1〜3年 80分×週1回 10名 14,300円 13,200円

入学金は全コース11,000円(税込)である。週の合計時間が60分から120分に倍になると、月額は11,000円から18,700円へ約1.7倍になる。時間あたりで割ると、長いコースのほうが単価は下がっている計算になる。

子ども英語教室の地域・自宅型が公表している月謝

講師の自宅や地域の施設で開かれるタイプは、駅前スクールより月謝の幅が狭い。ECCジュニアの小学生コースは、低学年も高学年も同じ金額だった。

項目 ECCジュニア 小学1・2・3年生 英語・英会話コース ECCジュニア 小学4・5・6年生 英語・英会話コース
レッスン 週1回 60分 週1回 60分
入学金 5,500円 5,500円
月謝 7,700円 7,700円
教材費 19,910円(初年度目) 19,910円(初年度目)
検定料 2,200円 2,200円

表示価格には消費税10%が含まれている。検定料は「ECC全国児童・中学生英語検定試験」の受験料として入学時に納入する、と料金表の注記に書かれている。初年度に必要な額は、月謝7,700円×12か月に入学金5,500円と教材費19,910円と検定料2,200円を足して、合計120,010円になる。これは編集部が公表金額をそのまま足した単純計算である。

ベネッセのビースタジオは、教室の運営形態を「ホーム」と「プラザ」に分けて金額を出している。

対象 ホーム(税込) プラザ(税込) インターナショナル(プラザ・税込) 回数/時間
0歳〜3歳(ベビー) 8,965円 10,120円 11,990円 月3回/1回50分
3歳〜6歳(年少・年中・年長) 7,810円 9,394円 11,770円 年42回/50分・55分、インターは年40回60分
小学1・2年生 7,920円 9,988円 11,770円 年42回/1回60分
小学3・4年生 7,920円 9,988円 11,770円 年42回/1回60分
小学5・6年生 7,920円 9,988円 11,770円 年42回/1回60分

同じプログラムでも、ホーム教室とプラザ教室で月2,000円前後の差が出る。入会金もホーム5,500円・プラザ11,000円、年会費もホーム0円・プラザ6,600円(ベビー〜小学生)と分かれている。年会費まで含めると年間の差は3万円を超える。

子ども英語教室のグループと個人で月謝はどれだけ違うか

同じスクールの中で、1クラスの人数だけを変えたときにいくら動くのかを見る。シェーン英会話とベルリッツ・キッズは、同じ対象年齢で複数の形態を公表しているので比較しやすい。

スクール 形態 定員 月額(税込) グループとの差
シェーン英会話(小学生) 少人数レッスン 50分×週1回 2〜6名 11,550円 基準
シェーン英会話(小学生) ペアレッスン 40分×月4回 2名 18,150円 +6,600円
シェーン英会話(小学生) 個人レッスン 40分×月4回 1名 29,150円 +17,600円
ベルリッツ・キッズ(4歳〜小6) 教室 少人数グループ 40分×週1回 最大3名 14,980円 基準
ベルリッツ・キッズ(小3〜小6) 完全オンライン マンツーマン 40分×週1回 1名 18,480円 +3,500円
ベルリッツ・キッズ(4歳〜小6) 教室/オンライン自由選択 マンツーマン 40分×週1回 1名 28,380円 +13,400円

シェーン英会話では個人レッスンが少人数の約2.5倍、ベルリッツ・キッズでは教室マンツーマンが少人数グループの約1.9倍だった。差額は月6,600円から17,600円で、年に直すと約8万円から21万円になる。

なお、ベルリッツ・キッズのマンツーマンは、同じ1対1でも「完全オンライン」と「教室/オンライン自由選択」で月額が約1万円違う。同じ人数・同じ40分でも、教室を使うかどうかで金額が変わる。回数の条件も、完全オンラインは年間48レッスン、教室併用型は年間42レッスンと差がある。

子ども英語教室のオンライン型はいくらか

オンライン専業の子ども向けサービスは、週の回数を選ぶ月額制が主流である。回数を増やしても1回あたりの単価が下がる設計になっている。

週の回数 リップルキッズパーク(税込・25分) GLOBAL CROWN 月々プラン GLOBAL CROWN 12ヶ月プラン GLOBAL CROWN 24ヶ月プラン
週1回 3,300円 11,500円 9,800円 9,200円
週2回 5,280円 15,200円 12,900円 12,100円
週3回 7,370円 17,600円 15,000円 14,100円
週4回 9,130円 21,200円 18,000円 17,000円
週5回 10,450円 23,600円 20,100円 18,900円

リップルキッズパークは公式サイトに「入会金も不要」「1レッスンは25分です」と明記している。さらに、1つのプランを家族で分け合えると書かれており、週1プランを2人分契約すると6,600円のところ、週2プランを分ければ5,280円になるという例が料金ページに載っている。その差は月1,320円である。

GLOBAL CROWNは「入会費・教材費はいただいておりません」と料金ページに書いている。同じ週1回でも、月々プラン11,500円と24ヶ月プラン9,200円で月2,300円の差が付く。ただし同ページには「途中解約の場合、利用月数に応じた通常料金と割引分の差額合計額を別途ご請求いたします」という条件も並んでいる。

同じ「週1回」でも中身が違う

リップルキッズパークは1回25分、GLOBAL CROWNとベルリッツ・キッズのオンラインは1回40分(ベルリッツの表記)である。分数が違うので、月額だけを横に並べると比較がずれる。1か月あたりの合計分数で割り直すと見え方が変わる。

子ども英語教室の月謝は住んでいる地域でも変わる

同じブランド・同じコースでも、地域で金額を分けているスクールがある。公表されている区分をそのまま並べる。

ブランド 区分 金額 差
公文式(1教科・月額会費) 東京都・神奈川県/幼児・小学生 8,030円 550円
公文式(1教科・月額会費) その他の地域/幼児・小学生 7,480円 —
ECC KIDS(小学生スーパーマスター) 首都圏・関東エリア 18,700円 1,870円
ECC KIDS(小学生スーパーマスター) 北関東・東海・関西・中国・九州エリア 16,830円 —
NOVAバイリンガルKIDS(Class5・40分×月4回) 駅前留学校(地域A) 11,220円 2,090円
NOVAバイリンガルKIDS(Class5・40分×月4回) サテライト校 9,130円 —

公文式の会費については、公式サイトに「会費につきましては各教室の所在地に準じます」と書かれている。通う人の住所ではなく、教室の所在地で決まる。NOVAバイリンガルKIDSの駅前留学校の料金ページは、都道府県を選ぶと地域A・B・Cの料金表が切り替わる作りになっており、上の数字は地域Aの料金表から読み取った値である。

ヤマハ英語教室は逆の書き方をしている。「基本レッスン料(全国一律)に加えまして、お通いいただく教室の施設費と入会金が必要となります」と明記し、レッスン料は全国同じで、施設費と入会金のほうを教室ごとに変えている。どこを一律にしてどこを可変にするかは、ブランドによって考え方が違う。

子ども英語教室の月謝を年齢別に見る

年齢が上がると月謝も上がるのかを、年齢区分を細かく出しているヤマハ英語教室とNOVAバイリンガルKIDSで確かめる。まずヤマハ英語教室(税込)である。

コース名 対象 レッスン時間 レッスン料(税込)/回数
えいご★デビュー 0歳児と保護者 45分 月3,850円/月2回
えいごでいっしょ 1歳児と保護者 50分 月5,280円/月3回
リズムポケット 2歳児と保護者 50分 月5,280円/月3回
ポップコーントーク 3歳児と保護者 50分 月5,280円/月3回
TALKids(トーキッズ) 4歳児・5歳児 50分 月7,480円/年42回
英語でコミュニケーション1 小学1〜3年生 50分 月8,030円/年42回
英語でコミュニケーション2 小学2〜4年生 50分 月8,030円/年42回
英語でコミュニケーション3 小学3〜5年生 50分 月8,580円/年42回
ジュニアえいごProgress 小学4〜6年生(初めて学ぶ) 50分 月8,580円/年42回
英語でコミュニケーション4 小学4〜6年生(学習経験者) 50分 月9,130円/年42回

0歳の月3,850円から小学校高学年の月9,130円まで、2.4倍に広がっている。ただし0〜3歳は月2回・月3回で、4歳以降は年42回(おおむね月3.5回)と回数が違う。回数をそろえて見ると、差は金額ほど大きくない。

NOVAバイリンガルKIDSの駅前留学校(地域A)も、学年が上のクラスほど月額が高い。40分×月4回のBasicカリキュラムのみのコースで並べると次のとおりである。

クラス 対象 最大人数 40分×月4回(税込) 80分×月4回(税込)
Baby 6か月〜 1対5組(親子) 10,450円 17,270円
Kinder 3才〜 1対8 10,450円 17,270円
Class 5 小学生 1対8 11,220円 18,590円
Class 4 小学生 1対8 11,880円 19,580円
Class 3 小学生 1対8 12,430円 20,570円

同じ料金表には、BasicとAdvancedを合わせた「スーパーバイリンガルコース」も載っており、Babyとkinderが21,120円、Class 5が22,440円、Class 4が23,430円、Class 3が24,420円(いずれも税込)である。料金表の下には「別途月会費・教材費を申し受けます」という注記が付いている。

子ども英語教室に払う額を国の統計から確かめる

個々の月謝ではなく、家庭が1年間に習い事へいくら出しているかは国の調査がある。文部科学省の令和5年度子供の学習費調査(結果の概要)は、学校外活動費を学校種別に集計している。

学校種 学校外活動費(年額・平均) うち補助学習費 うちその他の学校外活動費
幼稚園(公立) 100,049円 33,644円(33.6%) 66,405円(66.4%)
幼稚園(私立) 157,535円 49,592円(31.5%) 107,943円(68.5%)
小学校(公立) 256,489円 112,485円(43.9%) 144,004円(56.1%)
小学校(私立) 709,667円 366,436円(51.6%) 343,231円(48.4%)
中学校(公立) 356,018円 271,574円(76.3%) 84,444円(23.7%)
中学校(私立) 422,981円 236,986円(56.0%) 185,995円(44.0%)

この調査では、学習塾や家庭教師にあたる費用は「補助学習費」に入り、習い事の月謝は「その他の学校外活動費」に入る。公立小学校の「その他の学校外活動費」は年144,004円で、月に直すと約12,000円である。これは英語だけでなく、音楽・スポーツ・その他の習い事をすべて合わせた金額である。

その内訳も同じ資料の表7に出ている。公立小学校の平均は、体験活動・地域活動6,331円、芸術文化活動33,708円、スポーツ・レクリエーション活動66,529円、国際交流体験活動1,325円、教養・その他36,111円だった。私立小学校では同じ順に26,884円、93,217円、101,233円、25,699円、96,198円である。

この統計に「英語教室」という項目は無い

令和5年度子供の学習費調査の区分は、体験活動・地域活動/芸術文化活動/スポーツ・レクリエーション活動/国際交流体験活動/教養・その他の5つである。英語教室の月謝がどの区分に計上されているかは、公表資料からは特定できない。「国際交流体験活動」は留学やホームステイなどを指す区分で、公立小学校では年1,325円と小さい。

公立小学校では、学校外活動費のうち補助学習費が43.9%、その他の学校外活動費が56.1%である。これが公立中学校になると76.3%対23.7%に逆転する。同じ資料は「公立は小学校第6学年以降、私立は小学校第4学年以降において『補助学習費』の割合が、『その他の学校外活動費』の割合を上回る傾向にある」と書いている。習い事に出せる額は、学年が上がるにつれて塾側に移っていく。

子ども英語教室の費用には検定料が乗ることがある

教室によっては、独自の検定や英検の受験を前提に費用が組まれている。ECCジュニアは料金表に検定料2,200円を最初から並べており、「入学時に納入いただきます」と注記している。

英検(実用英語技能検定)の検定料は、公益財団法人日本英語検定協会が級と会場ごとに公表している。2026年度の金額は次のとおりである(単位:円、税込)。

級 一次が準会場・二次が本会場 本会場
5級 2,400 4,000
4級 2,800 4,600
3級 4,900 6,800
準2級 6,000 8,400
準2級プラス 6,300 8,600
2級 6,800 9,000
準1級 — 10,400
1級 — 12,400

同協会は「2026年度の検定料は、2025年度の検定料より一律100円引き下げております」と告知している。通っている教室が準会場になっている場合、5級なら2,400円、3級なら4,900円で受けられる計算になる。本会場だと5級4,000円、3級6,800円である。

英検対策のコースを別立てにしているスクールもある。ECC KIDSの英検直前対策コースは、5級・4級が各21,780円(全6回・80分)、3級と準2級一次対策が各33,000円(全6回・120分)、準2級二次対策が16,500円(全2回・180分)である。「じっくり基礎から英検3級」は入学金15,000円+授業料46,200円(全14回・60分)と公表されている。これらは月謝とは別枠の費用になる。

子ども英語教室のなかには費用を公表していないところもある

料金ページを開いても金額が書かれていないタイプもある。英語で預かる学童保育のKids Duoは、小学生コースのページに次のように書いている。

「レッスン料は週に通学する回数によって異なります。お子さま一人ひとりの性格や英語力はもちろん、ご家庭の事情やライフスタイルに合わせたご提案をさせていただきます。まずは教室にお問い合わせください」。2026年9月16日の時点で、公式サイトの小学生コースのページとよくある質問のページに月謝の金額は掲載されていなかった。

同社のよくある質問には「学習の観点から、週2回からのコースをご用意しております。ただ、幼児コースは、はじめて英語を学ぶお子さまも多いため、スクールによっては週1回からのコースもございます」と書かれている。週2回が下限という条件だけは公表されていて、その2回がいくらかは書かれていない。

ヤマハ英語教室の施設費・入会金、シェーン英会話の教材費(「レベルによって異なります」)も同じ扱いである。公表されている月謝の表だけを見て総額を見積もると、こうした「教室ごとに違う費用」の分だけ必ず下振れする。問い合わせでしか分からない項目がどれかを、先に数えておくと総額のずれが小さくなる。

子ども英語教室の市場そのものは今どう動いているか

個別の月謝ではなく、業界全体の規模も公表されている。矢野経済研究所は2025年9月30日に「語学ビジネス市場に関する調査(2025年)」のプレスリリースを出している。

項目 公表されている内容
調査主体 株式会社矢野経済研究所
公表日 2025年9月30日
調査期間 2025年4月〜7月
対象年度 2024年度
語学ビジネス市場規模(主要13分野計・事業者売上高ベース) 前年度比100.2%の7,906億円
幼児・子供英会話教室市場 マイナスとなった
プリスクール市場 プラス成長を果たした

語学ビジネス市場全体は前年度比100.2%とほぼ横ばいで、そのなかで幼児・子供英会話教室市場だけがマイナスと整理されている。同じリリースでは、成人向け外国語教室市場とプリスクール市場はプラス成長と書かれている。

同社は2025年10月7日に「教育産業市場に関する調査(2025年)」も公表しており、2024年度の教育産業市場は前年度比0.7%増の2兆8,555億7,000万円としている。このなかで「幼児向け英会話教材市場」は前年度比プラス成長の分野に数えられている。教室に通う市場と、家庭で使う教材の市場で、向きが分かれている形になる。

子ども英語教室の費用で最後に確認しておくこと

ここまでの数字を、比較するときに見落としやすい順で並べ直しておく。すべて2026年9月16日に各公式サイトで確認した内容である。

確認する項目 公表資料で分かること 実例
月謝に何が含まれるか 教材費込みか別かがブランドで違う 公文式は月額会費に教材費を含む/ECCジュニアは教材費19,910円が別
1回あたりの分数 25分・40分・50分・60分・120分と幅がある リップルキッズパーク25分/ECC KIDSスーパーマスター120分
年間の回数 月2回・月3回・月4回・年40回・年42回・年44回・年48回がある シェーン英会話の少人数は年44回/ベルリッツの完全オンラインは年48回
クラスの定員 1名から10名まで公表されている ベルリッツの少人数は最大3名/ECC KIDS小学生は8〜10名
地域区分 同じコースでも金額が分かれる ECC KIDSは首都圏18,700円/その他16,830円
初期費用 入会金は0円から33,000円まで開く GLOBAL CROWN 0円/ベルリッツ・キッズ 通常33,000円
解約の条件 長期プランは違約の扱いが書かれている GLOBAL CROWNは「利用月数に応じた通常料金と割引分の差額合計額を別途ご請求」
検定料 月謝と別に必要な場合がある ECCジュニア 2,200円/英検3級 準会場4,900円・本会場6,800円

今回確認した範囲で、小学生・週1回・グループという同じ条件でも、月額は7,480円から14,980円まで開いていた。そこにマンツーマンを含めると上限は28,380円になる。同じ「子どもの英語教室」という言葉で、月額に3.8倍の幅がある。

金額が公表されていない教室があることも、比較のうえでは押さえておきたい点である。Kids Duoのように「教室にお問い合わせください」とだけ書かれている例、ヤマハ英語教室のように施設費と入会金だけを教室ごとに変えている例、シェーン英会話のように教材費を「レベルによって異なります」としている例がある。公表された月謝の表は、総額の一部でしかない。

なお、この記事の金額はすべて2026年9月16日時点で各公式サイトに掲載されていたものである。公文式が2026年4月分から会費を改定し、日本英語検定協会が2026年度の検定料を一律100円引き下げたように、料金は改定される。実際に申し込む前には、各社の公式サイトで最新の金額を確認してほしい。

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