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英語の通信講座はいくら?主要講座の受講料を並べた

英語の通信講座はいくら?主要講座の受講料を並べた

英語の通信講座の受講料は、各社が公表している金額をそのまま並べると三つの層に分かれた。教材一式を受け取って進める買い切りの講座は13,200円から35,200円(いずれも税込)、月ごとに払うアプリ型の学習サービスは月1,078円から月7,128円(いずれも税込)、ラジオ講座のテキストを買うだけなら1冊710〜820円(税込)である。同じ「英語の通信講座」という言葉で語られていても、支払う総額は一桁変わる。

この記事は、公益財団法人 日本英語検定協会、株式会社ユーキャン、スタディサプリENGLISH、学校法人産業能率大学 総合研究所、株式会社日本能率協会マネジメントセンター、放送大学、進研ゼミ高校講座、Z会の通信教育、株式会社NHK出版が、それぞれ自社の公式ページで公表している受講料を並べ直したものである。数字は2026年9月21日に各公式サイトで確認した。確認が取れなかった金額は載せていない。税込か税抜かは出典の表記をそのまま写しており、編集部が換算し直した金額は一つもない。

目次

英語の通信講座はいくら?公表額を三つの層に分けて並べた

最初に全体像を置く。英語の通信講座と呼ばれているものは、料金の形で三つに分かれる。買い切りの講座、月額のサブスクリプション、そして単位や学年に紐づく学費である。買い切りの講座で最も低かったのは日本英語検定協会の実用英語講座 4級クラスの13,200円(税込)、最も高かったのは産業能率大学 総合研究所の実践 グローバルビジネス英語講座の35,200円(税込)だった。

料金の形代表例(公表元)公表されている金額の幅払い方
買い切りの講座実用英語講座(日本英語検定協会)/ユーキャン/産業能率大学 総合研究所/JMAM13,200円〜35,200円(税込)一括または分割
月額のアプリ型スタディサプリENGLISH/ポケット語学(NHK出版)月1,078円〜月7,128円(税込)月ごと・6か月パック・12か月パック
単位・学年に紐づく学費放送大学/進研ゼミ高校講座/Z会の通信教育1科目12,000円、月あたり3,900円〜17,636円(税込)科目ごと、または月あたり
テキストのみNHK出版の語学テキスト1冊710〜820円(税込)1冊ごと
この表の読み方

金額の幅は、この記事で確認できた講座だけを対象にした最小値と最大値である。英語の通信講座を扱う事業者は他にも存在するため、市場全体の上限と下限を示したものではない。各行の内訳は以降の章に分けて載せた。

英語の検定対策で公表されている受講料(級別の6クラス)

英検を運営する公益財団法人 日本英語検定協会は、自ら通信講座を開講しており、受講料を級別に公表している。講座名は「実用英語講座」で、クラスは4級から1級までの6段階。受講期間はどのクラスも3か月(在籍期間は6か月)で共通しており、級が上がるほど受講料も段階的に上がる構成になっている。

クラス受講料(公表どおり)受講期間在籍期間
実用英語講座 1級クラス29,700円(税込)3か月6か月
実用英語講座 準1級クラス26,400円(税込)3か月6か月
実用英語講座 2級クラス23,100円(税込)3か月6か月
実用英語講座 準2級クラス19,800円(税込)3か月6か月
実用英語講座 3級クラス16,500円(税込)3か月6か月
実用英語講座 4級クラス13,200円(税込)3か月6か月

4級クラスと1級クラスの差額は16,500円で、これは編集部が公表額を引き算したものである。教材の構成はクラスによらずほぼ共通で、準2級クラスの場合はテキスト3冊、解答・解説1冊、コースガイド1冊、復習テスト3回、任意提出課題3回、英文音声(CD4枚・音声アプリ・MP3ダウンロード)、映像講義が案内されている。任意提出課題は専任講師が英作文を添削する形式と公表されている。

同じ講座名が別の窓口でも売られている

学校法人産業能率大学 総合研究所の通信研修にも「実用英語講座」の1級・2級・3級クラスが並んでおり、公表されている特別受講料は1級29,700円(税込)、2級23,100円(税込)、3級16,500円(税込)で、日本英語検定協会の公表額と一致していた。2026年9月21日に両サイトで確認した。

英語のTOEIC対策として公表されている受講料

TOEIC L&R TESTの対策を掲げる通信講座では、ユーキャンが目標スコア別に二つのコースを立て、それぞれの一括払いと分割払いを公表している。いずれも「税込み・送料当社負担」と明記されている。一括払いと分割払い総計の差は、どちらのコースも800円だった(編集部が公表額を引き算したもの)。

コース名(公表元)一括払い分割払い分割の総計
TOEIC L&R TEST対策講座 はじめてから500点コース(ユーキャン)29,000円(税込)2,980円×10回(10か月)29,800円(税込)
TOEIC L&R TEST対策講座 650点攻略コース(ユーキャン)33,000円(税込)3,380円×10回(10か月)33,800円(税込)
スタディサプリENGLISH TOEIC L&R TEST対策コース ベーシックプラン—(月額制)月額3,278円(税込)12か月パック 32,736円(税込)

スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースは買い切りではなく期間契約で、公式の料金ページには月額のほか6か月パックが月あたり3,058円(総額18,348円)、12か月パックが月あたり2,728円(総額32,736円)と掲載されている。これらはWeb申込み限定の金額で、App StoreおよびGoogle Play Store経由の申込みは金額が異なると注記されている。

英語の英会話講座として公表されている受講料

検定でもTOEICでもなく「話す」を掲げた通信講座では、ユーキャンが3講座を並行して開講しており、それぞれ受講料と標準学習期間を公表している。金額はいずれも税込みで、送料は同社負担と明記されている。

講座名(ユーキャン)一括払い分割払い標準学習期間
英会話(スピークマスター)講座29,700円(税込)1,980円×15回(15か月)6か月
AI英会話講座29,000円(税込)2,980円×10回(総計29,800円)3か月
ChatGPT英会話講座20,000円(税込)1,850円×11回(総計20,350円)2か月

3講座のうち最も低いのはChatGPT英会話講座の20,000円(税込)で、標準学習期間も2か月と最も短い。ただし同講座はWEB学習と動画視聴の期限が4か月と別に公表されており、標準学習期間と利用できる期間が一致していない。AI英会話講座も標準学習期間は3か月だが、サービスの利用は受講開始から6か月までと案内されている。英会話(スピークマスター)講座はCD全6巻12枚とテキスト6冊という教材構成で、添削の案内はない。

分割払いは総額が上がる

英会話(スピークマスター)講座の分割払いは1,980円×15回で、単純に掛け算すると29,700円となり一括払いと同額になる(編集部が計算したもの)。一方でAI英会話講座とChatGPT英会話講座は、公式ページに分割の総計がそれぞれ29,800円・20,350円と明記されており、一括払いより800円・350円多い。

英語の学習アプリで公表されている月額と一括額

月額制の英語サービスは、同じ会社の中でもコースとプランで金額が分かれている。スタディサプリENGLISHの公式料金ページには、コース別・プラン別に月額と6か月パック・12か月パックが並んでおり、すべて税込表示かつWeb申込みの金額である。

コース・プラン月額6か月パック(月あたり/総額)12か月パック(月あたり/総額)
新日常英会話コース ベーシックプラン2,178円1,958円/11,748円1,738円/20,856円
TOEIC L&R TEST対策コース ベーシックプラン3,278円3,058円/18,348円2,728円/32,736円
ビジネス英語コース ベーシックプラン3,278円3,058円/18,348円2,728円/32,736円
新日常英会話コース 英会話セットプラン6,028円5,478円/32,868円—
ビジネス英語コース 英会話セットプラン7,128円6,578円/39,468円—

最も低い新日常英会話コース ベーシックプランと、最も高いビジネス英語コース 英会話セットプランの月額差は4,950円で、これは編集部が公表額を引き算したものである。英会話セットプランには予約レッスンが月4回までという条件が公表されており、12か月パックの設定は公式ページに掲載されていない。

同じ月額制でも、NHK出版のアプリ「ポケット語学」は別の水準にある。同社の発表によると月額プランが1,078円(税込)、年額プランが10,780円(税込)で、いずれもNHK出版ウェブサイト経由の金額である。アプリ内決済の場合は月額1,300円・年額13,000円と、経路によって金額が変わることが同じ発表に明記されている。配信されている英語講座として、ラジオ英会話、入門ビジネス英語、ラジオビジネス英語、実践ビジネス英語、杉田敏の現代ビジネス英語、中学生の基礎英語 レベル1・レベル2が挙げられている。

英語のビジネス向け通信研修で公表されている受講料

企業の研修として使われる通信講座は、個人向けとは別の体系で受講料が公表されている。学校法人産業能率大学 総合研究所と株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)の英語コースは、いずれも受講期間と在籍期間を分けて掲載しているのが特徴である。

コース名(公表元)受講料(公表どおり)受講期間在籍期間
実践 グローバルビジネス英語講座(産業能率大学 総合研究所)35,200円(税込)4か月8か月
英語でビジネスコミュニケーション実践編 プレゼンテーション・ネゴシエーション(産業能率大学 総合研究所)19,800円(税込)2か月4か月
ビジネス英語 上級(JMAM 通信教育)22,000円(税込)3か月6か月

実践 グローバルビジネス英語講座は復習テスト(講師添削型・郵送またはWeb提出)が4回、プレゼンテーション・ネゴシエーションは復習テスト(コンピュータ採点型・Web提出)が2回と公表されており、受講料の差が添削の形式と回数にも表れている。JMAMのビジネス英語 上級は会員受講料と一般受講料がどちらも22,000円で同額と掲載されており、アプリ学習のため紙のテキストやレポートがない設計と説明されている。

英語を大学の単位として学ぶときに公表されている授業料

通信制大学で英語科目を履修する形も、英語の通信講座の一つである。放送大学は教養学部の学費を公式に掲載しており、授業料は科目の形式ごとに定額で、英語科目だけが別料金という扱いにはなっていない。

区分金額(公表どおり)備考
放送授業 1科目(2単位)12,000円テキスト費込み
面接授業 1科目(1単位)6,000円テキスト費別
オンライン授業 1科目(1単位)6,000円テキストなし
入学料(全科履修生)24,000円入学時に1回
入学料(選科履修生・1年間)9,000円入学時に1回
入学料(科目履修生・半年間)7,000円入学時に1回

半年間に1科目だけ履修する場合の学費例として、同ページには19,000円という金額が示されている。これは科目履修生の入学料7,000円と放送授業1科目12,000円を合わせたもので、英語科目を1科目だけ取る場合もこの水準になる。卒業までの総額は約77万円(入学料と124単位分の授業料)と掲載されている。

英語を含む学年向け通信教育で公表されている受講費

高校生向けの通信教育は、英語だけを切り出した金額を公表していない場合が多い。進研ゼミ高校講座もZ会の通信教育も、料金はプラン単位・学年単位で設定されている。つまり「英語の通信講座の値段」として比べようとすると、性質の違うものを並べることになる。

講座・プラン12か月一括払い(月あたり)6か月一括払い(月あたり)毎月払い
進研ゼミ高校講座 高1・高2講座(10月号入会)9,980円(合計119,760円)10,530円(合計63,180円)10,980円
Z会の通信教育 高1・高2向けプラン(プランにより幅あり)9,990円〜14,990円11,165円〜16,754円11,753円〜17,636円
Z会 Asteria英語4技能講座(高校生・大学受験生向け)3,900円(合計46,800円)4,359円(合計26,154円)4,589円
Z会 Asteria for Business(社会人向けビジネス英語)4,900円(合計58,800円)5,600円5,900円

この表の中で英語だけを対象にしているのはAsteria英語4技能講座の月あたり3,900円(12か月一括払い・税込)と、社会人向けのAsteria for Businessの月あたり4,900円(同)である。Asteria英語4技能講座はオンラインスピーキングが月2回まで追加費用0円と公表されている一方、Z会専用タブレットは会費に含まれないという注記が付いている。進研ゼミ高校講座の受講費はすべて税込(消費税10%)と明記されており、高3講座は卒業までの一括払いが63,180円、毎月払いが月々10,980円である。

英語のラジオ講座テキストとして公表されている定価

最も低い価格帯にあるのが、ラジオ講座のテキストである。株式会社NHK出版の発表によると、2026年度の英語テキストの定価は710〜820円(税込)で、番組名を問わず同じ幅に収まっている。

種別タイトル定価(税込)
月刊テキストラジオ英会話/基礎英語 レベル1・レベル2/小学生の基礎英語/会話が続く! リアル旅英語/英会話タイムトライアル/エンジョイ・シンプル・イングリッシュ/ラジオビジネス英語710〜820円
ムック杉田敏の現代ビジネス英語/高田智子の大人の学びなおし英会話1,430〜1,540円
音声サービスNHK語学テキスト音声(NHK出版ウェブサイト購入時)770円

月刊テキストを12か月そろえた場合、定価の下限で8,520円、上限で9,840円になる(編集部が公表額を掛け算したもの)。これは買い切りの講座で最も低かった13,200円より少ない一方、テキストには添削も修了認定も付かない。価格の差が何の差なのかは、この章と前の章を並べると見えやすい。

英語の受講料を比べるときに読み違えやすい五つの点

ここまでの数字を並べて分かったのは、金額そのものより「何の金額として公表されているか」で見え方が変わるということだった。公表ページの表記をそのまま拾うと、次の五つが繰り返し出てくる。

読み違えやすい点公表どおりの事実
一括と分割で総額が違うユーキャンのAI英会話講座は一括29,000円に対し分割の総計29,800円と公表
申込み経路で金額が違うスタディサプリENGLISHはWeb申込み限定の金額と注記/ポケット語学はアプリ内決済で月1,300円と別掲
受講期間と使える期間が違う実用英語講座は受講期間3か月に対し在籍期間6か月/ChatGPT英会話講座は標準学習期間2か月にWEB学習の期限4か月
英語だけの金額が存在しない進研ゼミ高校講座とZ会の学年別プランは教科をまとめた金額で、英語単独の受講費は掲載なし
期間限定の割引が別にあるスタディサプリENGLISHはキャンペーン期間中の金額を通常額と併記して公表

とくに三つ目は見落とされやすい。受講期間3か月という表記は「3か月で終わる設計」という意味であって、3か月を過ぎたら教材が使えなくなるという意味ではない。日本英語検定協会の実用英語講座は在籍期間を6か月と別に明示しており、産業能率大学 総合研究所の各コースも受講期間の2倍を在籍期間として掲載している。

英語の通信講座について最後に確認しておくこと

この記事で確認できた数字のまとめ
  • 買い切りの講座で確認できた下限は日本英語検定協会 実用英語講座 4級クラスの13,200円(税込)、上限は産業能率大学 総合研究所 実践 グローバルビジネス英語講座の35,200円(税込)
  • 実用英語講座は4級13,200円・3級16,500円・準2級19,800円・2級23,100円・準1級26,400円・1級29,700円(すべて税込、受講期間3か月・在籍期間6か月)
  • ユーキャンの英語講座はChatGPT英会話20,000円、AI英会話29,000円、TOEIC はじめてから500点29,000円、英会話(スピークマスター)29,700円、TOEIC 650点攻略33,000円(いずれも一括払い・税込)
  • スタディサプリENGLISHの月額は新日常英会話ベーシック2,178円からビジネス英語 英会話セット7,128円まで(税込・Web申込み)
  • NHK出版の2026年度英語テキストは1冊710〜820円(税込)、アプリ「ポケット語学」は月額1,078円・年額10,780円(税込、同社ウェブサイト経由)
  • 放送大学の放送授業は1科目(2単位)12,000円で、英語科目も同額
  • Z会 Asteria英語4技能講座は12か月一括払いで月あたり3,900円(税込)、Asteria for Businessは同4,900円(税込)
この記事の数字の出どころ

公益財団法人 日本英語検定協会「実用英語講座 1級/準1級/2級/準2級/3級/4級クラス」(受講料・受講期間、2026年9月21日確認)/学校法人産業能率大学 総合研究所「通信研修 実用英語講座 1級・2級・3級クラス」「実践 グローバルビジネス英語講座」「英語でビジネスコミュニケーション実践編 プレゼンテーション・ネゴシエーション」(特別受講料・受講期間、同日確認)/株式会社ユーキャン「英会話(スピークマスター)講座」「AI英会話講座」「ChatGPT英会話講座」「TOEIC L&R TEST対策講座 費用」(受講料、同日確認)/スタディサプリENGLISH「各コースの料金プラン」(月額・6か月パック・12か月パック、同日確認)/株式会社日本能率協会マネジメントセンター「JMAM通信教育 ビジネス英語 上級(V17)」「すぐに使えるビジネス英語 上級」(受講料・標準学習期間、同日確認)/放送大学「学費(授業料、入学料) 大学(教養学部教養学科)」(授業料・入学料、同日確認)/進研ゼミ高校講座「受講費・受講ルール」(受講費、10月号入会の場合、同日確認)/Z会の通信教育「受講会費・受講環境(高1・高2生)」「Asteria英語4技能講座(高校生・大学受験生向け)」「Asteria for Business」(受講会費、同日確認)/株式会社NHK出版 報道発表「2026年度のNHK英語テキスト&ムックが発売開始」(2026年3月13日発表、定価)/同「NHK出版英語講座アプリ『ポケット語学』無料体験キャンペーン」(2025年12月18日発表、月額・年額)。合計金額や差額のうち、本文で「編集部が計算したもの」と書いた箇所以外は、すべて出典に掲載されていた数字をそのまま転記している。

英語の通信講座の受講料は、公表されている数字だけを並べても1冊710円から1講座35,200円まで幅がある。この幅は講座の優劣ではなく、教材の量、添削の有無、使える期間、そして「何か月分の金額として書かれているか」の違いから生まれている。金額を比べるときは、同じ期間・同じ支払い経路に揃えてから並べ直すと、公表ページの数字がそのまま比較できる形になる。ここに載せた金額は2026年9月21日時点の公表値であり、改定やキャンペーンで変わることがあるため、申し込み前には各公表元の最新の料金ページを見てほしい。

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