IELTSの試験時間は、IELTS公式サイト(British Council・IDP Education・Cambridge University Press & Assessmentの共同運営)のアカデミック試験形式ページに合計2時間45分(2 hours and 45 minutes)と書かれています。内訳はリスニング約30分、リーディング60分、ライティング60分、スピーキング11〜14分。ただしペーパー版のリスニングにはこれとは別に解答用紙への転記10分が付くため、会場に座っている時間はこの数字より長くなります。
この記事は、IELTS公式サイト(ielts.org)、IDP EducationのIELTS日本公式サイト、JSAF-IELTS公式テストセンター、公益財団法人 日本英語検定協会が公表している「各セクションの試験時間」と「当日のタイムテーブル」を並べ直したものです。数字は2026年9月21日に各公式サイトで確認しました。確認が取れなかった数字は、この記事には載せていません。
IELTSの試験時間は合計2時間45分と公表されている
最初に答えだけ置きます。IELTS公式サイトのアカデミック試験のページは、4技能の時間を並べたうえで総所要時間を「2 hours and 45 minutes」=165分と明記しています。ジェネラル・トレーニングのページでも、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの各時間は同じ数字が書かれています。
| セクション | 公表されている試験時間 | 問題数・課題数 |
|---|---|---|
| リスニング | 約30分(Approximately 30 minutes) | 4パート・40問 |
| リーディング | 60分(転記時間を含む) | 3セクション・40問 |
| ライティング | 60分 | Task 1・Task 2の2題 |
| スピーキング | 11〜14分 | 3パート |
| 公表されている総所要時間 | 2時間45分 | — |
この「2時間45分」は、リスニングの30分・リーディングの60分・ライティングの60分・スピーキングの上限14分をおおむね足した長さにあたります。つまりペーパー版のリスニングに付く転記10分は、この165分には入っていないという読み方になります。足し算は編集部が公表値を並べて確かめたものです。
公式が書く2時間45分は解答している時間の合計です。受付・本人確認・注意事項の説明・退出は含まれていません。実際に会場で過ごす時間は、後述する各テストセンターのタイムテーブルのほうが実態に近い数字になります。
IELTSリスニングは約30分に転記10分が加わる
IELTS公式サイトのリスニング試験形式ページは、所要時間を「Approximately 30 minutes」、構成を4パート・全40問(1パート10問)、音声について「You will hear the recordings once only(音声は1回だけ流れる)」、配点について「Each correct answer receives 1 mark(正解1つにつき1点)」と記載しています。
転記時間の記載は、ジェネラル・トレーニングの試験形式ページにはっきり書かれています。リスニングの欄が「Approximately 30 minutes (plus 10 minutes to transfer your answers to an answer sheet)」となっており、解答用紙への転記に10分が別枠で用意されると読めます。日本の公式テストセンターの表記でも、ペーパー版のリスニングは「約40分(転記10分を含む)」で揃っています。
| 項目 | 公表されている内容 |
|---|---|
| 解答時間 | 約30分 |
| 転記時間(ペーパー版) | 10分 |
| ペーパー版の合計 | 約40分 |
| パート数 | 4 |
| 問題数 | 40問(各パート10問) |
| 音声の再生回数 | 1回のみ |
| 配点 | 1問1点 |
パートごとの時間配分は公式サイトには書かれていません。公表されているのは「4パート・40問・約30分」までで、1パートあたり何分という区切りの記載は見つかりませんでした。ここは数字を作らず、空欄のままにしています。
IELTSリーディングは60分・40問で転記時間も込み
リーディングは60分・40問です。公式サイトの表記は「60 minutes (including transfer time)」で、リスニングと違って転記のための追加時間は用意されていないと明記されています。60分のなかで読み、解き、解答用紙に書き写すところまで終える設計です。
アカデミックとジェネラル・トレーニングで、時間と問題数は同じですが、読む分量の公表値が違います。アカデミックは「2150–2750 words」、ジェネラル・トレーニングは「2150–2375 words」と記載されています。
| 項目 | アカデミック | ジェネラル・トレーニング |
|---|---|---|
| 試験時間 | 60分(転記時間込み) | 60分(転記時間込み) |
| 問題数 | 40問 | 40問 |
| セクション数 | 3 | 3 |
| 本文の語数 | 2,150〜2,750語 | 2,150〜2,375語 |
| 配点 | 1問1点 | 1問1点 |
1問あたりに使える時間を単純に割ると、60分÷40問で1問あたり90秒という計算になります。これは公表値からの割り算で、編集部が計算したものです。公式サイトに「1問90秒」という推奨配分が書かれているわけではありません。
IELTSライティングは60分をTask 1に20分・Task 2に40分
ライティングは60分で2題です。公式サイトは配分まで書いており、Task 1は「about 20 minutes」、Task 2は「about 40 minutes」と記載されています。語数の下限も明記されていて、Task 1が「at least 150 words」、Task 2が「at least 250 words」です。
| 項目 | Task 1 | Task 2 |
|---|---|---|
| 推奨時間 | 約20分 | 約40分 |
| 最低語数 | 150語以上 | 250語以上 |
| アカデミックの課題 | グラフ・表・図の説明 | 意見・議論・問題について論じる |
| ジェネラルの課題 | 状況に応じた手紙を書く | 意見・議論・問題について論じる |
| スコアへの重み | Task 2の半分 | Task 1の2倍 |
公式サイトは「Task 2 contributes twice as much as Task 1 to the Writing score(Task 2はTask 1の2倍ライティングスコアに寄与する)」と書いています。推奨時間も20分と40分で2倍。時間の配分と採点の重みが同じ比率で並んでいる、という読み方ができます。
IELTSスピーキングは11〜14分を3パートで使う
スピーキングは試験官との対面式で、公表されている所要時間は11〜14分です。公式サイトのスピーキング試験形式ページには、3つのパートそれぞれの長さまで書かれています。
①パート1は4〜5分
導入とインタビュー(Introduction and interview)で、公表されている長さは「4–5 minutes long」です。
②パート2は3〜4分
ロングターン(Long turn)で、公表値は「3–4 minutes, including the preparation time」。準備は「one minute to prepare」、話す長さは「keep talking for 2 minutes」と記載されています。準備1分+スピーチ2分が中核で、残りが試験官とのやり取りにあたります。
③パート3は4〜5分
ディスカッション(Discussion)で、公表値は「4–5 minutes」です。
| パート | 内容 | 公表されている長さ |
|---|---|---|
| パート1 | 導入とインタビュー | 4〜5分 |
| パート2 | ロングターン(準備1分+2分話す) | 3〜4分(準備時間を含む) |
| パート3 | ディスカッション | 4〜5分 |
| 合計 | — | 11〜14分 |
3パートの下限を足すと4+3+4で11分、上限を足すと5+4+5で14分。公表されている「11〜14分」とぴったり一致します。この足し算は編集部が確かめたものです。
IELTSはペーパー版とコンピューター版で試験時間が変わる
変わるのはリスニングだけです。IDP Educationの解説ページは、コンピューター版のリスニングについて所要時間「about 30 minutes」と「2 minutes to review your answers at the end of the test(最後に解答を見直す2分)」を挙げ、そのうえで「No extra time will be given to transfer your answers(解答を転記するための追加時間は与えられない)」と明記しています。画面に直接入力するため、転記という作業そのものが無くなる、という説明です。
IDP EducationのIELTS日本公式サイトも同じ整理で、リスニングを「試験時間:約30分+2分(回答の見直し時間)」と書き、ペーパー受験時は見直しが10分で全体40分になる、としています。リーディング60分・ライティング60分・スピーキング11〜14分は、どちらの方式でも同じです。
| セクション | ペーパー版 | コンピューター版 |
|---|---|---|
| リスニング | 約30分+転記10分=約40分 | 約30分+見直し2分=約32分 |
| リーディング | 60分 | 60分 |
| ライティング | 60分 | 60分 |
| 筆記3科目の正味合計 | 約160分(2時間40分) | 約152分(2時間32分) |
| スピーキング | 11〜14分 | 11〜14分 |
| 実施順(日本の公式案内) | ライティング→リーディング→リスニング | リスニング→リーディング→ライティング |
| 結果開示(日本の公式案内) | 試験13日後 | 試験日の翌日から5日後 |
筆記3科目の合計欄は、公表値を編集部が足したものです。引き算すると差は8分になります。一方でIDP EducationのIELTS日本公式サイトは、コンピューター受験について「ペーパーでの受験より約15分短くなります」と書いています。この8分と約15分の差がどこから来るのかは、いずれの公式ページにも説明が見つかりませんでした。ここは推測で埋めず、両方の記載をそのまま並べておきます。
IELTS当日はペーパー版で集合8:30・終了12:20
「試験時間」より知りたいのは、朝から何時間拘束されるかという数字だと思います。IELTS公式テストセンターのJSAFは、ペーパー版の当日タイムテーブルを分単位で公開しています。集合8:30、終了予定12:20で、同ページには「途中の休憩時間はありません」と明記されています。
| 時刻 | 内容 | 所要 |
|---|---|---|
| 8:30〜8:55 | 集合・荷物預け・IDチェック・指紋登録・入室 | 25分 |
| 9:00〜9:15 | 全体説明 | 15分 |
| 9:15〜10:15 | ライティングテスト | 60分 |
| 10:25〜11:25 | リーディングテスト | 60分 |
| 11:30〜12:10 | リスニングテスト | 約40分 |
| 12:20 | テスト終了予定 | — |
集合8:30から終了12:20までを引き算すると、拘束時間は3時間50分。これは編集部が公表されたタイムテーブルから計算した数字です。解答している時間は160分なので、それ以外に70分ほど、受付・説明・切り替えの時間が乗っていることになります。
JSAFのタイムテーブルも、IDP EducationのIELTS日本公式サイトの案内も、ペーパー版の順番はライティング→リーディング→リスニングです。同社の案内では筆記試験は9:00開始・12:30頃終了、スピーキングは13:00〜19:00の間に実施と記載されています。会場によって時刻は前後するため、最終的な集合時刻は受験確認書で確かめてください。
IELTSコンピューター版の当日は3つの時間帯に分かれる
コンピューター版は1日に複数回実施されるため、当日の流れが受験枠ごとに変わります。公益財団法人 日本英語検定協会が公開しているコンピューター版のタイムテーブルは、3つのパターンに分かれています。
| パターン | IDチェック | PC受験(L・R・W) | スピーキング |
|---|---|---|---|
| ① | 8:20〜8:50 | 9:00〜12:15 | 13:00〜17:30 |
| ② | 9:00〜13:10(スピーキングと同時間帯) | 13:30〜16:45 | 9:00〜13:10 |
| ③ | 16:20〜17:20(スピーキングと同時間帯) | 17:30〜20:30 | 16:20〜17:20 |
パターン①でIDチェック開始の8:20からPC受験終了の12:15までを引くと3時間55分、これに午後のスピーキングが別枠で乗ります。この引き算は編集部が計算したものです。同協会のページには、スピーキングは開始時間の20分前に集合すること、所要は約11〜14分であることも書かれています。
日本英語検定協会のページには、リスニング実施中は一時退室できないこと、リーディングテスト終了前10分間とライティングテスト終了前10分間も一時退室できないことが明記されています。タイムテーブル上は空いていても、席を立てない時間帯がある点は先に知っておく価値があります。なお、同協会のページでは「タイムテーブルはあくまでも目安」とされています。
IELTSアカデミックとジェネラルで試験時間は同じ
受験する種類で時間が変わるのか、という点もよく確認されます。答えは4技能の時間はどちらも同じです。公式サイトは「The Speaking and Listening tests are the same in both the Academic and the General Training tests, but the Reading and Writing tests are different(スピーキングとリスニングは両方で同じ、リーディングとライティングは異なる)」と書いています。異なるのは中身であって、分数ではありません。
| 項目 | アカデミック | ジェネラル・トレーニング |
|---|---|---|
| リスニング | 約30分(+転記10分) | 約30分(+転記10分) |
| リーディング | 60分・40問 | 60分・40問 |
| ライティング | 60分(20分+40分) | 60分(20分+40分) |
| ライティングTask 1の課題 | グラフ・表・図の説明 | 手紙を書く |
| スピーキング | 11〜14分 | 11〜14分 |
IELTS Life Skillsは約20分と大きく短い
同じIELTSでも、英国ビザ・移民局向けのIELTS Life Skillsは所要時間がまったく違います。IELTS公式サイトのLife Skills試験形式ページは「The test will take around 20 minutes(試験は約20分)」と記載しています。測るのはスピーキングとリスニングの2技能だけで、リーディングとライティングはありません。
受験のしかたも違います。同ページには「You will take the test with an examiner, and with one other test taker(試験官1名ともう1人の受験者と一緒に受ける)」とあり、受験者2名と試験官1名で進む形です。A1・A2・B1の各レベルごとの分数の内訳は、このページには記載がありませんでした。
| テストの種類 | 測る技能 | 公表されている所要時間 |
|---|---|---|
| IELTSアカデミック | 4技能 | 2時間45分 |
| IELTSジェネラル・トレーニング | 4技能 | 各セクション同上 |
| IELTS Life Skills | スピーキング・リスニング | 約20分 |
IELTSの試験時間で読み違えやすい3点
ここまでの公表値を並べると、取り違えが起きやすい箇所が3つに絞れます。どれも「公式に書いてあるのに見落とされやすい」ものです。
①転記10分はリスニングだけ
リーディングは「60 minutes (including transfer time)」で、転記の追加時間はありません。追加10分が付くのはペーパー版のリスニングだけです。リーディングで最後の10分を転記に使うつもりでいると、公表されている設計とずれます。
②2時間45分に転記は含まれない
公式の総所要時間165分は、リスニングを約30分として並べた合計です。ペーパー版で受けるなら転記10分が上乗せされ、筆記だけで160分になります。
③音声が流れるのは1回だけ
公式サイトのリスニングのページは「You will hear the recordings once only」と明記しています。聞き直しの時間は、公表されている試験時間のどこにも用意されていません。
IELTSの試験時間で最後に確認しておくこと
- IELTS公式サイトの公表する総所要時間は2時間45分(165分)
- リスニングは約30分・4パート・40問、音声は1回のみ
- ペーパー版は転記10分が別枠で付き、リスニングは約40分
- コンピューター版は見直し2分が付き、転記の追加時間はない
- リーディングは60分・40問、転記時間は60分に含まれる
- ライティングは60分で、Task 1が約20分・150語以上、Task 2が約40分・250語以上
- Task 2はTask 1の2倍スコアに寄与する
- スピーキングは11〜14分で、パート1が4〜5分、パート2が3〜4分、パート3が4〜5分
- パート2は準備1分+2分話す
- ペーパー版の当日はJSAFの公表で集合8:30・終了予定12:20、休憩なし
- コンピューター版の当日は日本英語検定協会の公表で3パターン
- IELTS Life Skillsは約20分
IELTS公式サイト(British Council・IDP Education・Cambridge University Press & Assessment共同運営)「IELTS Academic test format and sections」「IELTS General Training test format and sections」「IELTS Academic: Listening test format」「IELTS Academic: Reading test format」「IELTS Academic: Writing test format」「IELTS Academic: Speaking test format」「IELTS General Training: Reading test format」「IELTS General Training: Writing test format」「IELTS Life Skills test format: A1, A2 and B1」2026年時点の掲載内容/確認日 2026年9月21日。
IDP Education「How IELTS on computer works」2026年時点の掲載内容/確認日 2026年9月21日。
IDP Education IELTS日本公式サイト「IELTS対策 時間配分」「はじめての方 受験の流れ」2026年時点の掲載内容/確認日 2026年9月21日。
JSAF(一般財団法人 日本スタディ・アブロード・ファンデーション)IELTS公式テストセンター「テスト当日について」2026年時点の掲載内容/確認日 2026年9月21日。
公益財団法人 日本英語検定協会「IELTS 試験日程・テスト当日の流れ」2026年時点の掲載内容/確認日 2026年9月21日。
合計時間の足し算・引き算(筆記3科目の正味合計、拘束時間3時間50分と3時間55分、1問90秒)は、上記の公表値をもとに編集部が計算したものです。
IELTSの試験時間は、公表値そのものは短い表にまとまります。ずれが出るのは「転記10分がどこに付くか」と「会場にいる時間はいくらか」の2点だけです。受験日が決まったら、この記事の数字を土台にしたうえで、最終的な集合時刻とセッションの時間帯は受験確認書と受験する会場の案内で確かめてください。会場ごとに時刻が前後することは、各テストセンターのページにも書かれています。

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