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アメリカ留学の費用はいくら?期間別に内訳を分解した

アメリカ留学の費用は、4週間の語学プログラムなら約58万7,000円、私立大学に4年通うなら約6,428万円です。同じ「アメリカ留学」でも、期間と学校の種類で100倍以上ひらきます。

この記事は、アメリカ留学の費用を「手続き費」「学費」「生活費」に分けて、公式が公表している額だけを並べたものです。金額は2026年9月7日に各校の公式ページと米国政府の公式ページから取得しました。米国の学費に日本の消費税にあたる上乗せはないため、税込・税別の区別はなく、公式が掲示している額をそのまま載せています。円換算は編集部の計算です。

目次

アメリカ留学の費用は、期間と学校の種類で決まる

先に全体像を置きます。以下はすべて2026-27年度の公式発表額です。

期間・種類 代表例 学費など(米ドル) 円換算
4週間の語学プログラム コロンビア大学ALP サマー $3,688 約58万6,835円
1学期の語学プログラム コロンビア大学ALP 2026年秋 $11,064 約176万504円
コミュニティカレッジ1年 サンタモニカカレッジ(24単位) $11,664 約185万5,976円
州立大学1年 カリフォルニア大学(州外・留学生) $54,858 約872万9,005円
私立大学1年(生活費込み) ニューヨーク大学 $100,998 約1,607万802円
私立大学4年(生活費込み) ニューヨーク大学 $403,992 約6,428万3,207円

4週間の$3,688と私立4年の$403,992の差は約110倍です(編集部の計算)。

「アメリカ留学はいくら」という質問に1つの数字で答えられないのは、この幅があるからです。

アメリカ留学の費用を計算する前に、3つの前提をそろえる

金額を比べる前に、前提を固定します。ここがずれていると、どの記事の数字とも合わなくなります。

前提 この記事の設定 根拠
為替 1米ドル=159.12円 税関が公示する外国為替相場。令和8年9月6日から9月12日まで適用
取得日 2026年9月7日 各公式ページを直接参照
年度 2026-27年度 各校が公表している最新の学費表
税 税込・税別の区別なし 米国の学費は公式掲示額そのままで請求される

為替は、輸入申告の課税価格の換算に使われる相場を採用しました。

この相場は関税定率法第4条の7に規定する財務省令で定めるもので、輸入申告の日の属する週の前々週の実勢相場の平均値です。週ごとに公示されるので、後から誰でも同じ数字を確認できます。

個人が銀行で両替するときのレートはこれより不利になるので、円換算は下限として読んでください。

ここが分かれ目

為替が10円動くと、私立大学4年の$403,992は約404万円動きます。ドル建ての金額を先に確定させて、円換算はいちばん最後にやるのが安全です。

アメリカ留学の費用①手続き|SEVIS費は学生ビザで350ドル

学校に払う前に、米国政府に払うお金があります。

I-901 SEVIS費は、留学生情報システムへの登録料です。ビザを申請する前に支払う必要があります。

ビザの種類 SEVIS費 円換算 対象
F(学生)・M(職業訓練) $350 約5万5,692円 大学・語学学校・コミュニティカレッジ
J(交流訪問者) $220 約3万5,006円 交換留学・インターン
Jの一部区分(補助あり) $35 約5,569円 米国国務省が定める区分
政府関係の訪問者 $0 0円 ―

米国移民税関捜査局(ICE)が公式サイトで公表している額です。

SEVIS費は留学期間の長さに関係なく一律です。

4週間の語学留学でも4年の学位留学でも、F-1なら同じ$350を払います。短期になるほど、総額に占める割合が重くなる費目です。

アメリカ留学のビザ申請料は、この記事では金額を書きません

SEVIS費とは別に、ビザ申請料(MRVフィー)があります。

この金額は米国国務省のtravel.state.govに掲載されていますが、2026年9月7日にこちらから確認しようとしたところ、同サイトのセキュリティ設定によりページを読めませんでした。

代理店や解説記事には金額が書かれていますが、一次ソースで裏が取れないため、この記事では数字を出しません。

申請の直前に、国務省または在日米国大使館・領事館の公式ページで必ず最新額を確認してください。

ここが分かれ目

ビザ関連の費用は制度変更で動きます。SEVIS費とビザ申請料はまったく別の支払いで、どちらか一方だけでは手続きが進みません。予算を組むときは2つを別の行に書いてください。

アメリカ留学の費用②州立大学|カリフォルニア大学は年54,858ドル

州立大学は、州内の住民と州外・留学生で学費が大きく変わります。

カリフォルニア大学(UC)が公表している2026-27年度の学部生の費用は次のとおりです。2026-27年度に入学するコホートの額を載せています。

費目 年額 円換算 クォーター制の1期分
Tuition(授業料) $14,202 約225万9,822円 $4,734
Student Services Fee $1,386 約22万540円 $462
Nonresident Supplemental Tuition $39,270 約624万8,642円 $13,090
合計(編集部の計算) $54,858 約872万9,005円 $18,286

留学生が追加で払うNonresident Supplemental Tuitionの$39,270は、授業料本体の$14,202の約2.8倍です(編集部の計算)。

この上乗せ分は入学した年度で固定され、後から入学するコホートほど高くなります。

入学年度のコホート Nonresident Supplemental Tuition 円換算
2026-27年度 $39,270 約624万8,642円
2025-26年度 $37,602 約598万3,470円
2024-25年度 $34,200 約544万1,904円
2023-24年度 $32,574 約518万3,377円
2021-22年度以前 $29,754 約473万4,478円

2021-22年度以前の入学者と2026-27年度の入学者では、同じ大学の同じ上乗せ分で$9,516の差があります(編集部の計算)。

なおUCは、この表の金額を「現在承認済みまたは提案中の額であり、最終的なものではない」と明記しています。キャンパスごとの独自の費用も別に加わります。

アメリカ留学の費用③私立大学|ニューヨーク大学は生活費込みで年100,998ドル

私立大学は州内・州外の区別がなく、全員が同じ学費です。そのぶん金額そのものが高くなります。

ニューヨーク大学(NYU)が公表している2026-2027年度の見込み費用は次のとおりです。College of Arts and Scienceの数字で、家族と同居しない学生の秋・春2学期分です。

区分 費目 金額 円換算
直接費 Tuition and Fees $68,576 約1,091万1,813円
直接費 Food and Housing $26,438 約420万6,815円
間接費 Books and Supplies $1,492 約23万7,407円
間接費 Transportation $2,438 約38万7,935円
間接費 Personal Expenses $2,054 約32万6,832円
― Total Cost of Attendance $100,998 約1,607万802円

学費にあたるTuition and Feesは$68,576で、総額の67.9%です(編集部の計算)。

残りの32.1%は住居・食事・交通・書籍・雑費です。

アメリカ留学の見積もりで最も外しやすいのは、この3割の部分です。

NYUはこの金額について「2026年7月まで正式承認されていない見込み額」であり、実際の請求額とは異なる場合があると注記しています。

アメリカ留学の費用④コミュニティカレッジ|1単位486ドルから

費用を下げる選択肢として使われるのがコミュニティカレッジです。学費は単位数に比例します。

カリフォルニア州のサンタモニカカレッジ(SMC)が公表している2026年秋から2027年夏までの留学生向けの額は次のとおりです。

費目 単価 円換算
Enrollment Fee $46/単位 約7,320円
Non-Resident Tuition $416/単位 約6万6,194円
Non-Resident Surcharge $24/単位 約3,819円
合計 $486/単位 約7万7,332円

F-1ビザの学生は、学期中に12単位以上の履修が必要です。

秋・春の2学期で24単位を取ると、次のようになります。

費目 年額 円換算
授業料・登録料(24単位) $11,664 約185万5,976円
加入が必要な医療保険 $2,310 約36万7,567円
学期ごとの諸費(2学期分) $125 約1万9,890円
小計 約$14,099 約224万3,433円
SMCが示す年間の総額目安 約$34,000 約541万80円

学期ごとの諸費の内訳は、SMC Health Feeが$28、Associated Students Resource Feeが$10、Student Benefits Feeが$22.50、Student Representation Feeが$2です。

SMCは入学審査で、この$34,000を用意できることを示す残高証明の提出を求めています。

学費$14,099に対して総額目安が$34,000ということは、生活費として約$19,900を見込んでいる計算です(編集部の計算)。UCの1年$54,858と比べると、学費部分だけで約$40,759の差になります。

アメリカ留学の費用⑤語学プログラム|コロンビア大学は1学期11,064ドル

大学に付属する語学プログラムは、学位課程より短く、費用も期間で刻まれています。

コロンビア大学のAmerican Language Program(ALP)のIntensive Academic English Programが公表している額は次のとおりです。週18時間の授業です。

期 日程 授業料 円換算 公式が示す総額見込み
2026年秋 9月8日〜12月11日 $11,064 約176万504円 $24,107(約383万5,906円)
2027年春 1月19日〜4月30日 $11,064 約176万504円 $25,386(約403万9,420円)
2027年夏(4週間) ― $3,688 約58万6,835円 $6,874(約109万3,791円)

この「総額見込み」には、授業料のほかにアクティビティ費・機器支援費・技術費・医療保険などが含まれます。

生活費として見込むべき額も公式に示されていて、秋・春は$9,800(約155万9,376円)、夏の4週間は$2,800(約44万5,536円)です。

4週間の$6,874に対して1学期は$24,107で、期間は約3.5倍、費用は約3.5倍です(編集部の計算)。

語学プログラムは、期間と費用がほぼ比例します。学位課程のように「1年分をまとめて払う」形ではないので、予算に合わせて期間を刻めるのが特徴です。

アメリカ留学の費用⑥エクステンション|UCLAは初回に3,850ドルの別枠がある

大学のエクステンション(公開講座部門)を使う道もあります。ここで見落とされやすいのが、授業料とは別建てのプログラム費です。

UCLA Extensionの留学生向けプログラムが公表している額は次のとおりです。

費目 金額 円換算 備考
International Program Fee(初回クォーター) $3,850 約61万2,612円 デポジット$500+残額$3,350
International Program Fee(2期目以降) $2,850 約45万3,492円 各クォーター開始の30日前までに支払い
4単位科目1つの授業料 $600〜$1,600 約9万5,472円〜約25万4,592円 科目によって幅がある

F-1ステータスを保つには1クォーターあたり12単位の履修が必要です。

4単位科目を3つ取ると授業料は$1,800〜$4,800となり、初回クォーターはプログラム費$3,850が別に乗ります(編集部の計算)。

UCLA Extensionは、日程・出願期限・授業料・諸費用は変更されることがあると明記しています。

アメリカ留学の費用を、期間別に積み上げた

ここまでの公式額を、期間ごとに足し上げます。SEVIS費$350はすべてに共通で加算しました。

期間 学校の例 学費など SEVIS費 合計(編集部の計算) 円換算
4週間 コロンビア大学ALP サマー(総額見込み) $6,874 $350 $7,224 約114万9,483円
1学期(約3.5か月) コロンビア大学ALP 2026年秋(総額見込み) $24,107 $350 $24,457 約389万1,598円
1年 サンタモニカカレッジ(SMCの総額目安) $34,000 $350 $34,350 約546万5,772円
1年 カリフォルニア大学(学費のみ・生活費別) $54,858 $350 $55,208 約878万4,697円
1年 ニューヨーク大学(生活費込み) $100,998 $350 $101,348 約1,612万6,494円
2年 サンタモニカカレッジ(総額目安×2) $68,000 $350 $68,350 約1,087万5,852円
4年 ニューヨーク大学(生活費込み×4) $403,992 $350 $404,342 約6,433万8,899円

4週間なら約115万円、私立大学に4年通うなら約6,434万円です。

コミュニティカレッジで2年学んでから州立大学へ編入する道を取ると、4年分の学費は私立大学の4年より大きく下がります。

SMCの総額目安2年分$68,000にUCの学費2年分$109,716を足すと$177,716で、NYUの4年分$403,992の44.0%です(編集部の計算)。ただしUCの数字には生活費が含まれていないため、実際の差はこれより縮みます。

アメリカ留学の費用で、学費より読み違えやすいのは生活費

学費は公式ページに1ドル単位で出ています。読み違えるのは、いつも生活費のほうです。

同じ「1年の生活費」でも、学校によって示している額はこれだけちがいます。

学校 示している生活費 期間 円換算
ニューヨーク大学(Food and Housing) $26,438 秋・春の2学期 約420万6,815円
ニューヨーク大学(交通・書籍・雑費) $5,984 秋・春の2学期 約95万2,174円
コロンビア大学ALP $9,800 1学期 約155万9,376円
コロンビア大学ALP(夏) $2,800 4週間 約44万5,536円
サンタモニカカレッジ(総額目安から学費を引いた額) 約$19,900 1年 約316万6,488円

ニューヨークのNYUは2学期で$26,438、カリフォルニアのSMCは1年で約$19,900です。

同じ1年でも、都市によって生活費は$6,500以上ひらきます(編集部の計算)。

医療保険も見落としやすい費目です。SMCは加入が必要な保険料として年$2,310を明示しています。コロンビア大学ALPは、総額見込みの中に医療保険を含めていると説明しています。

アメリカ留学の費用のうち、自分で見積もる費目

次の費目は金額が1つに決まらないため、見積もりのときに自分で調べて埋めます。

費目 金額が決まらない理由 どこで確認するか
ビザ申請料(MRVフィー) 申請する時点の金額を公式ページで確かめる 米国国務省・在日米国大使館の公式ページ
航空券 同じ路線でも時期と予約時期で変動し、公式の固定価格が存在しない 各航空会社の公式サイト
留学エージェントの手数料 会社ごとに設定が異なり、業界共通の公表額がない 各社の料金ページ
ホームステイ・寮の実費 学校が示す見込み額はあるが、部屋の種類で変わり確定額ではない 各校の住居担当部署

この4つは、見積もりを作るときに自分で埋める欄です。

記事やまとめサイトに載っている平均額をそのまま使うと、根拠のない数字が予算の中に混ざります。

アメリカ留学の費用を自分で見積もる手順

最後に、この記事の数字を自分の計画に当てはめる順番を置きます。

  • 1.ドル建てで確定できる額から埋める:SEVIS費$350、学校の公式学費、学校が示す保険料。ここは公式ページに載っています
  • 2.学校が示す生活費の見込みを足す:NYUの$26,438やSMCの約$19,900のように、学校自身が出している額を使います
  • 3.公式に額が無いものを別枠で立てる:航空券、ビザ申請料、エージェント手数料。ここは自分で調べて埋めます
  • 4.合計をドルで出してから、最後に円へ換算する:為替は最後に1回だけ掛けます
  • 5.為替が10円動いた場合を併記する:$100,998なら約101万円の差になります

この順番で作れば、どの数字がどこから来たかが後から追えます。

ここが分かれ目

学費表は毎年更新され、UCもNYUも「最終確定額ではない」と明記しています。出願の1年前に調べた額は、入学時には変わっています。見積もりを作った日付を必ず一緒にメモしてください。

この記事で使ったアメリカ留学の費用の一次ソース

金額はすべて2026年9月7日に以下から取得しました。最新の額は各公式ページで確認してください。

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