日本国内で申し込める英語のスピーキングテストは、運営団体が公表している範囲で数えると8つあります。話す時間そのものは、英検5級の約3分から、IELTSの11〜14分、PROGOSの20分まで、6倍以上の開きがあります。受験料も1,100円から15,000円まで、13倍以上ちがいます。
この記事は、公益財団法人日本英語検定協会(英検・英検S-CBT・TEAP)、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC=TOEIC)、ETS(TOEFL iBT)、IELTS(British Council/IDP/Cambridge University Press & Assessment)、株式会社ベネッセコーポレーション(GTEC)、PROGOS株式会社(PROGOS)が公表している試験概要を、スピーキング部分だけ抜き出して並べ直したものです。数字はすべて2026年9月16日に各公式サイトで確認しました。推測で埋めた数字は1つもありません。
英語のスピーキングテストは、国内で受けられるものだけで8種類ある
「スピーキングテストを受けたい」と思ったとき、最初に詰まるのは名前の多さです。まず、各運営団体が公表している「話す試験」だけを1枚に並べます。
| テスト名 | 運営団体 | 話す時間 | 形式 | スコアの出し方 |
|---|---|---|---|---|
| 英検(従来型)二次試験 | 公益財団法人日本英語検定協会 | 約3分〜約10分(級による) | 面接委員と対面 | 英検CSEスコア |
| 英検S-CBT | 公益財団法人日本英語検定協会 | 15分(全級共通) | ヘッドセットへの吹込み式 | 英検CSEスコア |
| TOEIC Speaking テスト | IIBC | 約20分(11問) | 会場のパソコンに吹き込む | 0〜200点(10点刻み) |
| TOEFL iBT のSpeaking | ETS | 約8分(11問) | パソコンに吹き込む | 1〜6スケール |
| IELTS のSpeaking | British Council/IDP/Cambridge | 11〜14分(3パート) | 試験官と対面インタビュー | バンドスコア |
| TEAP のSpeaking | 公益財団法人日本英語検定協会 | 約10分(4問) | Examinerと1対1 | 100点満点 |
| GTEC のSpeaking | 株式会社ベネッセコーポレーション | 公表なし | 吹込み式 | 合計スコアに含まれる |
| PROGOS | PROGOS株式会社 | 20分(5パート) | 吹込み式 | CEFR(Pre-A1〜C2) |
この表で大きく分かれるのは、人と話すか、機械に吹き込むかの2つです。英検の従来型二次試験、IELTS、TEAPの3つは人が相手です。英検S-CBT、TOEIC Speaking、TOEFL iBT、GTEC、PROGOSはパソコンやヘッドセットに向かって話します。
もう1つ分かれるのは「単独で受けられるか」です。TOEIC Speaking テストとPROGOSはスピーキングだけを単独で申し込めます。英検・TOEFL iBT・IELTS・TEAP・GTECは、原則として他の技能とセットになっています。
英検のスピーキングテストは、級によって3分から10分まで開きがある
英検(従来型)は、一次試験と二次試験に分かれています。二次試験が面接形式のスピーキングテストです。協会は級ごとに試験時間を公表しているので、そのまま表にします。
| 級 | 一次試験(リーディング・ライティング) | 一次試験(リスニング) | スピーキングの時間 | 技能ごとの満点(英検CSEスコア) |
|---|---|---|---|---|
| 1級 | 100分 | 約35分 | 英語での面接 約10分 | 850点 |
| 準1級 | 90分 | 約30分 | 英語での面接 約8分 | 750点 |
| 2級 | 85分 | 約25分 | 英語での面接 約7分 | 650点 |
| 準2級プラス | 85分 | 約25分 | 英語での面接 約7分 | 625点 |
| 準2級 | 80分 | 約25分 | 英語での面接 約6分 | 600点 |
| 3級 | 65分 | 約25分 | 英語での面接 約5分 | 550点 |
| 4級 | リーディング35分 | 約30分 | スピーキングテスト 約4分 | 500点 |
| 5級 | リーディング25分 | 約20分 | スピーキングテスト 約3分 | 425点 |
協会は3級のページに「3級からライティング試験および面接試験が加わり、書く力・話す力が的確に測定されます」と書いています。つまり、面接形式のスピーキングテストが始まるのは3級からで、4級・5級のスピーキングテストは呼び名も位置づけも別のものです。
4級・5級には「二次試験」がありません。協会のページでは、一次試験の欄が「リーディング35分/リスニング約30分」(4級)のように2技能だけで書かれ、スピーキングテストはその外側に「約4分」「約3分」として並んでいます。名称も「二次試験」ではなく「スピーキングテスト」です。この記事では公式の書き方をそのまま写しています。
技能ごとの満点も級ごとに違います。1級が850点、5級が425点で、ちょうど2倍の差です。協会は「技能ごとに問題数は異なりますが、問題数に関係なく、各技能にスコアを均等に配分しています」と説明しています。
英検S-CBTのスピーキングテストは、全級15分で長さがそろっている
同じ英検でも、英検S-CBTのスピーキングテストは時間の設計がまったく違います。協会が公表している級別の試験時間は次のとおりです。
| 級 | スピーキング | リスニング | リーディング・ライティング | 合計時間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 準1級 | 15分 | 30分 | 90分 | 135分 |
| 2級 | 15分 | 25分 | 85分 | 125分 |
| 準2級プラス | 15分 | 25分 | 85分 | 125分 |
| 準2級 | 15分 | 25分 | 80分 | 120分 |
| 3級 | 15分 | 25分 | 65分 | 105分 |
スピーキングの15分だけが、級を問わず同じ数字で並んでいます。従来型の面接が「3級5分・2級7分・準1級8分」と級ごとに伸びていくのに対して、S-CBTは全級15分です。合計時間のほうは準1級135分から3級105分まで動きます。
やり方も違います。協会の説明では、S-CBTのスピーキングは「ヘッドセットを使用して、音声を聞き取り、マイクに発話します(吹込み式)」。リスニングは「ヘッドセットで音声を聞き、PC画面に表示される選択肢をマウスでクリックして解答」、リーディングは「PC画面に表示される問題を読み、選択肢をマウスでクリックして解答」です。
S-CBTが実施しているのは準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級の5つです。1級・4級・5級は英検S-CBTでは受けられません。また協会は「一次試験免除申請者は、スピーキング試験のみとなります」と注記しています。この場合は15分だけで終わります。
TOEICのスピーキングテストは11問・約20分で0〜200点
TOEICには、よく知られているリスニング&リーディング(L&R)とは別に、話す・書くを測るテストがあります。IIBCは「TOEIC Speakingは11問・約20分で、試験会場にてパソコンを使用して受験するテストです」と書いています。11問の内訳も公表されているので、そのまま並べます。
| 問題タイプ | 問題数 | 解答時間 | 準備時間 | 採点スケール |
|---|---|---|---|---|
| Read a text aloud(音読) | 2問 | 各45秒 | 各45秒 | 0〜3 |
| Describe a picture(写真描写) | 2問 | 各30秒 | 各45秒 | 0〜3 |
| Respond to questions(応答) | 3問 | 15秒または30秒 | 0秒 | 0〜3 |
| Respond to questions using information provided(資料に基づく応答) | 3問 | 15秒または30秒 | 45秒 | 0〜3 |
| Express an opinion(意見を述べる) | 1問 | 60秒 | 45秒 | 0〜5 |
準備時間が0秒の問題が3問あります。Respond to questionsだけは、問いを聞いたらそのまま話し始める設計です。逆に最後のExpress an opinionは、45秒の準備のあとに60秒話します。11問のうち、60秒話すのはこの1問だけです。
スコアは0点〜200点で、10点刻みです。IIBCはさらに、Speakingには1〜8の8段階のproficiency levelがあり、Pronunciation(発音)とIntonation and Stress(イントネーションとアクセント)がHIGH/MEDIUM/LOWの3段階で別に評価されると書いています。つまりTOEICのスピーキングテストは、1つのスコアのほかに「8段階」と「3段階×2項目」の情報が返ってきます。
スピーキングだけを単独で受けるか、ライティングとセットで受けるかを選べるのもTOEICの特徴です。セットで受けるTOEIC Speaking & Writing テストの場合、Writingは8問・約60分が加わります(写真描写5問で8分、メール返信2問で各10分、意見を述べる作文1問で30分)。
TOEFL iBTのスピーキングテストは2026年1月に形式が変わっている
TOEFL iBTのスピーキングテストは、2026年9月16日時点でETSが公表している構成が、以前広く知られていたものと違います。ETSのTest Contentページに載っている表をそのまま写します。
| セクション | タスクの種類 | 項目数 | おおよその基準時間 |
|---|---|---|---|
| Reading | Complete the Words/Read in Daily Life/Read an Academic Passage | 50 | 30分 |
| Listening | Listen and Choose a Response/Listen to a Conversation/Listen to an Announcement/Listen to an Academic Talk | 47 | 29分 |
| Writing | Build a Sentence/Write an Email/Write for an Academic Discussion | 12 | 23分 |
| Speaking | Listen and Repeat/Take an Interview | 11 | 8分 |
Speakingは11項目・おおよそ8分で、タスクの種類は「Listen and Repeat」と「Take an Interview」の2つだけと書かれています。テスト全体は「directionsを含まずおよそ2時間を見ておくように」「テストが適応型なので、試験時間と項目数は変わることがある」と注記されています。
ETSはScoringの欄に、こう書いています。①4つのセクションスコアと総合スコアを1〜6のスケールで受け取る。②総合スコアは4セクションの平均を最も近いハーフバンドに丸めたもの(平均が5.125なら総合スコアは5)。③2026年1月以降の2年間の移行期間は、0〜120スケールの対応スコアも併せて受け取る。つまり「TOEFLは120点満点」という説明は、移行期間の併記スコアのほうを指していることになります。
受験方法は2つ公表されています。認定テストセンターのパソコンで受けるTOEFL iBT test と、自宅のパソコンで人間の試験官に監督されながら受けるTOEFL iBT Home Edition です。この記事では、ETSがこの2つ以外の実施方法を書いていないため、他の受け方は書きません。
IELTSのスピーキングテストは11〜14分の対面インタビュー
IELTSのスピーキングテストは、この記事で扱う8種類のなかで、いちばん細かくパート構成が公開されています。ielts.orgの記述をそのまま表にします。
| パート | 内容 | 時間 | 何を見るか(公式の説明) |
|---|---|---|---|
| Part 1 | Introduction and interview。試験官が自己紹介と本人確認をしたあと、家・家族・仕事・学業・興味などの身近な話題を質問する | 4〜5分 | 日常的な話題や共通の経験について、質問に答えて意見と情報を出せるか |
| Part 2 | Long turn。タスクカードを渡され、1分の準備のあと2分間話し続ける。そのあと同じ話題で1〜2問聞かれることがある | 3〜4分(準備時間を含む) | 与えられた話題について、適切な言葉で、筋道を立てて長く話せるか |
| Part 3 | Discussion。Part 2の話題に関連する論点を、より一般的・抽象的に、必要なら掘り下げて試験官と議論する | 4〜5分 | 意見を説明し、分析・議論・推論ができるか |
合計は11〜14分です。IELTSは「試験官との対面インタビューであり、スピーキングテストは録音される」と明記しています。採点は認定されたIELTS examinerが行い、見る観点は4つと書かれています。
- Fluency and coherence=ためらいすぎずに普通の速さで話せるか。文と考えを筋の通った順番に並べ、つなぎ言葉・代名詞・接続詞を適切に使えるか
- Lexical resource=語彙の幅と、意味を出すための正確さ・適切さ。知らない単語を別の言い方で言い換えられるか
- Grammatical range and accuracy=文法の幅と、正確さ・適切さ
- Pronunciation=相手が苦労せずに聞き取れる話し方ができるか
同じページには他の3セクションの時間も併記されています。Listeningがおよそ30分、Readingが60分(転記時間を含む)、Writingが60分です。スピーキングだけが「分」ではなく「11〜14分」という幅で書かれているのは、人が相手のインタビューだからです。
大学入試で使われるスピーキングテストは、TEAPとGTECの2つ
TEAPは日本英語検定協会が大学入試向けに運営しているテストです。4技能の構成が公表されています。
| 技能 | 試験時間 | 問題数 | 満点 |
|---|---|---|---|
| Reading | 70分 | 60問 | 100点 |
| Listening | 約50分 | 50問 | 100点 |
| Writing | 70分 | 2問 | 100点 |
| Speaking | 約10分 | 4問 | 100点 |
4技能とも満点は100点でそろっているのに、問題数はReadingの60問からSpeakingの4問まで15倍の開きがあります。TEAPのスピーキングテストの4問は、Part 1が受験者の生活に関する質問、Part 2が受験者がExaminerにインタビューするロールプレイ型、Part 3が1つのテーマに沿ったスピーチ、Part 4がQ&Aです。Examinerと1対1で、内容は録音されて採点に使われます。
2026年度のTEAPは年3回で、試験日は7月19日(日)・9月13日(日)・11月22日(日)と公表されています。検定料は4技能パターン(Reading/Listening+Writing/Speaking)が15,000円、2技能パターン(Reading/Listening)が6,000円です。2技能パターンにはスピーキングテストが入っていないので、9,000円の差がそのままWriting+Speakingの値段にあたります。
GTECはベネッセコーポレーションが運営しています。公式サイトが出しているのは合計スコアの上限で、タイプごとに数字が違います。中高生向けはCoreが840点、Basicが1080点、Advancedが1280点、大学生・社会人向けは各1000点です。Junior向けはJunior 1が400点、Junior 2が480点、Junior Plusが640点です。
PROGOSのスピーキングテストは20分・5パートでCEFRを返す
PROGOSは、スピーキングだけを測るテストです。公式サイトが公表している構成を並べます。
- 受験時間は20分
- Part 1(インタビュー)=10問の質問
- Part 2(音読)=8つの文章
- Part 3(プレゼンテーション)
- Part 4(グラフ・図を用いたプレゼンテーション)
- Part 5(ロールプレイ)
- 結果はCEFR準拠のレベル判定(Pre-A1からC2まで)
- 測定結果は最短2〜3分で返却可能
- 受験料は1受験 1,100円(税込)
この記事で扱った8つのうち、結果がCEFRのレベルそのもので返ってくると公表しているのはPROGOSだけです。他のテストは独自のスコア(英検CSEスコア、0〜200点、1〜6スケール、バンドスコア、100点満点)で返り、CEFRとの対応は別の対照表で見ることになります。
返却の速さも他と桁が違います。最短2〜3分という数字は、人が採点する試験では出ない数字です。受験料1,100円も、この記事で確認できた受験料のなかでいちばん低い額です。
スピーキングテストのスコアをCEFRで並べると、比べられる範囲が見える
「英検2級はTOEICで何点か」を知りたいとき、日本でいちばん引かれてきたのが文部科学省の対照表です。ただし、この表には注意する点が3つあります。
| 確認したこと | 公表されている内容 |
|---|---|
| 表の名前 | 「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(文部科学省、平成30年3月) |
| 載っている試験 | ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT、TOEIC L&R/TOEIC S&W |
| 後から作られた版 | 「大学入試英語成績提供システム参加予定の資格・検定試験とCEFRとの対照表」(令和元年8月作成)。こちらにはTOEICの列が無い |
| 比べ方 | 4技能の合計スコアどうしの対応。スピーキング単独のスコアどうしの対応表ではない |
| CEFRの段 | A1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階 |
いちばん大事なのは、この対照表が4技能合計のスコアで作られていることです。だから「TOEIC Speakingの何点が英検2級のスピーキングと同じか」という問いには、この表は答えません。表が答えるのは「TOEIC L&RとS&Wの合計1,150点から1,555点未満がCEFR B1にあたる」という形の対応だけです。
平成30年3月版で、CEFRのB1にあたるとされている数字を写します。実用英語技能検定は1950〜2299(英検CSEスコア)、GTECは960〜1189、IELTSは4.0〜5.0未満、TEAPは225〜308未満、TEAP CBTは420〜595未満、TOEFL iBTは42〜71未満、TOEIC L&R/S&Wの合計は1150〜1555未満です。この数字は平成30年3月時点のもので、その後にTOEFL iBTのスコアスケールは1〜6へ変わっています。そのまま今の試験に当てはめられる保証はありません。
スピーキングテストの受験料は1,100円から15,000円まで開いている
最後に、公式サイトに金額が出ているものを並べます。
| 申し込むもの | 受験料(税込) | スピーキング以外に含まれるもの | 年度・条件 |
|---|---|---|---|
| PROGOS | 1,100円 | なし(スピーキングのみ) | 1受験あたり |
| TOEIC Speaking テスト | 6,930円 | なし(スピーキングのみ11問) | 単独受験 |
| 英検(従来型)3級・本会場 | 6,800円 | リーディング・ライティング・リスニング | 2026年度 |
| 英検S-CBT 3級 | 7,700円 | リスニング・リーディング・ライティング | 2026年度 |
| 英検(従来型)2級・本会場 | 9,000円 | リーディング・ライティング・リスニング | 2026年度 |
| 英検S-CBT 2級 | 9,600円 | リスニング・リーディング・ライティング | 2026年度 |
| TOEIC Speaking & Writing テスト | 10,450円 | ライティング8問(約60分) | 通常申込期間 |
| 英検(従来型)1級・本会場 | 12,400円 | リーディング・ライティング・リスニング | 2026年度 |
| TOEIC Speaking & Writing テスト | 13,200円 | ライティング8問(約60分) | 追加申込期間 |
| TEAP 4技能 | 15,000円 | Reading・Listening・Writing | 2026年度 |
スピーキングだけを単独で申し込める2つ(PROGOS 1,100円・TOEIC Speaking 6,930円)が、そのまま安い側の2つです。他のテストは、スピーキング以外の技能の受験料も一緒に払うことになるため、金額が上がります。
日本英語検定協会は2025年11月10日の発表で、2026年度第1回検定から英検(従来型)・英検S-CBT・英検S-Interviewの検定料を全級一律100円引き下げると公表しました。上の表の英検の金額は、この引き下げ後の新料金です。
スピーキングテストで、公表されていない数字
よく探されるのに、公式に数字が出ていないものを、公表されている範囲と合わせて並べます。
| 数字 | 公表の状況 |
|---|---|
| GTECのスピーキングテストの時間・問題数 | 公式サイトの該当ページで、スピーキング単独の試験時間と問題数が見つからなかった |
| GTECの技能別の満点 | 公表されているのはタイプ別の合計スコア(Core 840点/Basic 1080点/Advanced 1280点など)だけで、4技能の内訳が載っていない |
| Versantのスピーキングテストの時間・スコア範囲 | Versantの公式サイトで確かめる |
| TOEFL iBTとIELTSの日本での受験料 | 各運営団体の公式ページで最新額を確かめる |
| 英検の二次試験の合格基準スコア | 技能ごとの満点は公表されているが、合格基準スコアの数値は協会のページに表の画像で示されている |
| スピーキング単独スコアどうしの換算表 | 文部科学省の対照表は4技能合計の対応であり、スピーキング単独の換算表は存在しない |
| TOEIC Speakingの1〜8段階と点数の対応 | 8段階があることは公表されているが、各段階の点数の区切りは公表されていない |
| ケンブリッジ英語検定のスピーキングテストの時間 | 文部科学省の対照表に載っている。最新はケンブリッジ英語検定の公式ページで確かめる |
「スピーキングテストのスコアを1対1で換算する表」は、探しても公的なものが見つかりません。各テストが公表しているのは、自分のスコアとCEFRの対応までです。テストをまたいで比べたい場合、CEFRを経由するしかなく、その対応表も4技能合計で作られています。
スピーキングテストで最後に確認しておくこと
申し込む前に、公式サイトで自分の目で確かめておきたい項目を並べます。
- 人と話すか、機械に吹き込むか(英検従来型・IELTS・TEAPは対面。英検S-CBT・TOEIC・TOEFL iBT・GTEC・PROGOSは吹込み式)
- スピーキングだけで申し込めるか(単独で申し込めるのはTOEIC Speaking テストとPROGOS)
- 話す時間の長さ(英検5級 約3分/TOEFL iBT 約8分/TEAP 約10分/IELTS 11〜14分/英検S-CBT 15分/TOEIC Speaking 約20分/PROGOS 20分)
- 準備時間があるか(TOEIC Speakingは3問だけ準備時間0秒。IELTSのPart 2は1分の準備がある)
- スコアの形(英検CSEスコア/0〜200点/1〜6スケール/バンドスコア/100点満点/CEFRレベル)
- 提出先がそのスコアを受け付けるか(換算表は公的なものが無いので、提出先の指定をそのまま読む)
- 受験料に何が含まれているか(TEAP 4技能15,000円と2技能6,000円の差は9,000円)
- 受けたい級・種別が実施されているか(英検S-CBTは1級・4級・5級を実施していない)
- TOEFL iBTのスコアスケール(2026年1月から1〜6。0〜120は移行期間の併記)
いちばん先に決めるのは「提出先が何を受け付けるか」です。スピーキングテストの間で公的な換算表が無い以上、テストを選んでから提出先を探すと詰まります。提出先の指定を読んでから、その指定に載っているテストのなかで、時間・形式・受験料を比べる順番になります。
この記事に出てくる試験時間、問題数、解答時間、準備時間、満点、スコアスケール、検定料、試験日は、すべて各運営団体・官公庁の公式サイトに掲載されている数字です。2026年9月16日に各公式サイトで確認しました。受験料の高い順・安い順の並べ替えと、TEAPの4技能と2技能の差額9,000円の計算だけが、公式の数字を編集部が並べ直し・引き算したものです。公表されていない数字は、この記事には書いていません。
この記事で使ったスピーキングテストの一次ソース
すべて2026年9月16日に開いて確認しました。リンクは張らず、URLをそのまま記載します。
公益財団法人日本英語検定協会|英検 各級の過去問・試験内容(1級/準1級/2級/準2級プラス/準2級/3級/4級/5級の試験時間)
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/
公益財団法人日本英語検定協会|英検CSEスコアについて(技能ごとの満点)
https://www.eiken.or.jp/eiken/result/eiken-cse_admission.html
公益財団法人日本英語検定協会|英検S-CBT 試験時間
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/administration/times/
公益財団法人日本英語検定協会|英検S-CBT 試験方法
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/administration/test/
公益財団法人日本英語検定協会|英検S-CBTについて
https://www.eiken.or.jp/s-cbt/about/
公益財団法人日本英語検定協会|2026年度 実用英語技能検定(英検)検定料を一律100円引き下げ(2025年11月10日)
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2025/pdf/20251110_info_eiken.pdf
公益財団法人日本英語検定協会|TEAP 問題構成・見本問題
https://www.eiken.or.jp/teap/construct/
公益財団法人日本英語検定協会|TEAP 受験案内(試験日・検定料)
https://www.eiken.or.jp/teap/schedule/
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)|TOEIC S&W公開テストの形式と構成
https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/about/format.html
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)|TOEIC S&W公開テスト テスト結果について(スコア範囲・8段階)
https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/guide04.html
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)|TOEIC S&W公開テストの受験料・支払方法
https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/guide01_03.html
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)|TOEIC Speaking テスト
https://www.iibc-global.org/toeic/test/speaking.html
ETS|TOEFL iBT Test Content and Structure
https://www.ets.org/toefl/test-takers/ibt/about/content.html
IELTS|IELTS Academic: Speaking test format
https://ielts.org/take-a-test/test-types/ielts-academic-test/ielts-academic-format-speaking
株式会社ベネッセコーポレーション|GTEC
https://www.benesse.co.jp/gtec/
PROGOS株式会社|PROGOS
https://progos.ai/
文部科学省|各資格・検定試験とCEFRとの対照表(平成30年3月)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/091/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2018/07/27/1407616_003.pdf
文部科学省|大学入試英語成績提供システム参加予定の資格・検定試験とCEFRとの対照表(令和元年8月作成)
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/koudai/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/09/25/1420500_3_2.pdf

コメント