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トビタテ留学JAPANの採用者数は何人?期別・コース別の公表データ

トビタテ留学JAPANの採用者数(高校生等718人・大学生等277人)を期別・コース別に並べた記事のアイキャッチ
トビタテ留学JAPANの採用者数(高校生等718人・大学生等277人)を期別・コース別に並べた記事のアイキャッチ

トビタテ留学JAPANの採用者数は、2026年度に高校生等対象(第11期)が718人、大学生等対象(第18期)が277人だった。

この記事は、文部科学省と日本学生支援機構が報道発表で出している選考結果の数字を、期別・コース別に並べ直したものである。

正式な名称は「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム~」で、2023年度から第2ステージとして続いている。

目次

トビタテ留学JAPANの採用者数は2026年度で高校生等718人・大学生等277人

2026年度の選考では、高校生等対象に2,602人、大学生等対象に1,481人が応募した。

区分期応募者数採用者数倍率
高校生等対象2026年度(第11期)2,602人718人3.6倍
大学生等対象2026年度(第18期)1,481人277人5.3倍

大学生等の倍率5.3倍は文部科学省が出している値で、高校生等の3.6倍は応募者数を採用者数で割って編集部が計算したものだ。

応募者のうち採用された人の割合に直すと、高校生等が約28%、大学生等が約19%になる(編集部が計算したもの)。

文部科学省は、大学生等の応募者数が前年度の1,204人から1,481人へ約2割増えたと発表している。

高校生等の応募者数も1,886人から2,602人へ増えており、発表文では「4割増加」と書かれている。

応募が大きく増えた一方で、採用者数は高校生等が717人から718人、大学生等が268人から277人と、ほぼ横ばいとなっている。

トビタテ留学JAPAN 採用者数の推移(第2ステージ4年分)

第2ステージの「新・日本代表プログラム」は、高校生等対象が第8期、大学生等対象が第15期から始まった。

年度高校生等 応募者数高校生等 採用者数高校生等 倍率大学生等 応募者数大学生等 採用者数大学生等 倍率
2023年度2,238人708人3.2倍1,356人261人5.2倍
2024年度1,955人716人2.7倍1,369人267人5.1倍
2025年度1,886人717人2.6倍1,204人268人4.5倍
2026年度2,602人718人3.6倍1,481人277人5.3倍

高校生等の倍率と、2023年度の大学生等の倍率は、応募者数を採用者数で割って編集部が計算したものである。

高校生等の採用者数は4年続けて708〜718人の幅に収まっていて、枠の大きさがほとんど動いていないことがわかる。

大学生等の採用者数も261〜277人の間で推移しており、こちらも大きな増減はない。

倍率が動いているのは採用者数ではなく応募者数の増減によるもので、2026年度は高校生等・大学生等とも4年間でいちばん高い倍率になった。

高校生の留学全体の人数と比べたいなら、高校生の海外留学は何人?文部科学省の調査データを並べたにまとめている。↓

トビタテ留学JAPANの高校生等コースのコース別採用者数

高校生等対象は4つのコースに分かれ、応募の時期も「第一日程」と「第二日程」の2つがある。

コース(2026年度・第11期)応募者数採用者数倍率(編集部計算)
STEAM探究コース266人156人1.7倍
スポーツ・芸術探究コース410人143人2.9倍
マイ好奇心探究コース1,190人258人4.6倍
社会課題探究コース736人161人4.6倍
計2,602人718人3.6倍

2026年度は応募者の約46%がマイ好奇心探究コースに集まり、倍率も4コースの中でいちばん高い(編集部が計算したもの)。

反対に、STEAM探究コースは応募者266人に対して156人が採用され、倍率は1.7倍にとどまる。

第一日程と第二日程の内訳

2026年度の採用者718人のうち、第一日程が586人、第二日程が132人だった。

第二日程は新高校1年生だけが応募できる日程で、応募者466人に対する倍率は約3.5倍になる(編集部が計算したもの)。

前年度のコース別との比較

コース(2025年度・第10期)応募者数採用者数倍率(編集部計算)
マイ好奇心探究コース919人281人3.3倍
社会課題探究コース561人179人3.1倍
STEAM探究コース117人101人1.2倍
スポーツ・芸術探究コース289人156人1.9倍
計1,886人717人2.6倍

STEAM探究コースは応募者が117人から266人へ増え、倍率も1.2倍から1.7倍に上がった。

2024年度(第9期)までは「マイ探究」「社会探究」「スポーツ・芸術探究」の3コースで、STEAM探究コースは2025年度から選考結果に出てくる。

トビタテ留学JAPANの大学生等コースのコース別採用者数

大学生等対象は、イノベーター・STEAM・ダイバーシティの3コースで選考している。

コース2024年度(第16期)2025年度(第17期)2026年度(第18期)
イノベーターコース108人→42人(2.6倍)118人→49人(2.4倍)154人→50人(3.1倍)
STEAMコース411人→101人(4.1倍)338人→102人(3.3倍)458人→111人(4.1倍)
ダイバーシティコース850人→124人(6.9倍)748人→117人(6.4倍)869人→116人(7.5倍)
計1,369人→267人(5.1倍)1,204人→268人(4.5倍)1,481人→277人(5.3倍)

表の「→」の左が応募者数、右が採用者数で、かっこ内の倍率は文部科学省が出している値だ。

3年とも倍率がいちばん高いのはダイバーシティコースで、2026年度は7.5倍になった。

イノベーターコースは3年とも採用者数が42〜50人と小さい枠だが、倍率は2〜3倍台で推移している。

2026年度は新大学1年生の応募が39人あり、そのうち7人が採用された。

トビタテ留学JAPANの採用者数を学校の種類と留学先で見る

大学生等対象では、国立・公立・私立などの学校の種類別に、応募者数と採用者数が出ている。

学校の種類(2026年度・第18期)応募者数採用者数倍率(編集部計算)
国立637人158人4.0倍
公立125人18人6.9倍
私立665人90人7.4倍
高専43人9人4.8倍
専修学校7人2人3.5倍
短大4人0人-

応募者数では私立が国立を上回るが、採用者数では国立が158人で全体の約57%を占める(編集部が計算したもの)。

応募者の在籍校275校は、第2ステージが始まってから最も多い数だと発表されている。

大学生等の留学先の地域

地域2025年度(第17期)2026年度(第18期)
欧州149人146人
北米51人54人
アジア39人33人
大洋州8人17人
アフリカ14人17人
中南米5人7人
中東2人3人
計268人277人

2026年度の採用者277人のうち146人が欧州で、半数を超える約53%になる(編集部が計算したもの)。

留学先の数は、第1希望の留学計画の1か国目で数えた値である。

高校生等の国公私立別

高校生等対象の2026年度の採用者は、国立121人、公立285人、私立312人だった。

採用者の在籍校は428校で、応募者の在籍校1,025校の4割ほどにあたる。

トビタテ留学JAPANの拠点形成支援事業を含めた採用者数

高校生等には、地域の産学官が自分たちで生徒を選ぶ「拠点形成支援事業」という別の枠もある。

区分(2026年度・第11期)応募者数採用者数
高校生等対象(全国の選考)2,602人718人
拠点形成支援事業(8府県)651人365人
合計(応募者数は編集部計算)3,253人1,083人

文部科学省は、拠点形成支援事業を合わせた高校生等の採用人数が過去最多の1,083人になったと発表している。

拠点形成支援事業の8府県は、福島県・高知県(2024年度採択)と、群馬県・富山県・京都府・和歌山県・徳島県・福岡県(2025年度採択)だ。

府県別の採用者は京都府が100人と最も多く、群馬県・富山県・徳島県がそれぞれ50人となっている。

ニュースで「高校生の採用は718人」と「1,083人」の両方が出てくるのは、この枠を足すかどうかの違いによる。

トビタテ留学JAPANの次の募集人数と支給額

2026年10月1日に、高校生等対象(第12期)と大学生等対象(第19期)の募集が始まった。

コース募集人数
高校生等|STEAM探究コース140人
高校生等|スポーツ・芸術探究コース120人
高校生等|マイ好奇心探究コース210人
高校生等|社会課題探究コース130人
高校生等|計600人
大学生等|イノベーターコース50人
大学生等|STEAMコース100人
大学生等|ダイバーシティコース100人
大学生等|計250人

募集人数は高校生等が600人、大学生等が250人で、これまでの採用者数(718人・277人)より少ない数字になっている。

第2ステージの実施期間は2027年度までの予定だったが、2028年度まで1年延長されることも同じ発表で示された。

支給される奨学金の額

項目高校生等(第12期)大学生等(第19期)
月額奨学金12万円または16万円12万円または16万円
家計基準を超える場合の月額6万円6万円
留学準備金(アジア)15万円+増額6万円15万円+増額6万円
留学準備金(アジア以外)25万円+増額10万円25万円+増額10万円
授業料月額奨学金に含む30万円

月額奨学金の12万円と16万円は、留学先の国・地域によって分かれる。

留学準備金の増額は円安と物価高に対応したもので、2024年度の第16期(大学生等)と第9期(高校生等)で始まり、第12期・第19期の募集でも上乗せされている。

対象となる留学期間

高校生等は14日以上1年以内、大学生等は28日以上1年以内の留学計画が対象となる。

トビタテ留学JAPANの累計の採用者数と第2ステージの目標

第1ステージ(2013年度〜2022年度)の「日本代表プログラム」では、約9,500人が採択された。

トビタテ!留学JAPANのサイトに載っている文部科学大臣のメッセージでは、2024年度までに海外へ派遣した若者を累計約12,000人としている。

区分第2ステージの目標(5年間)2023〜2026年度の採用者数の合計
高校生等4,000人以上2,859人
大学生等1,000人以上1,073人

右の列は、上の推移の表にある4年分の採用者数を編集部が足したもので、拠点形成支援事業の人数は入れていない。

大学生等は4年分の合計で、5年間の目標の1,000人をすでに超えている。

高校生等は全国の選考だけで2,859人で、拠点形成支援事業を足すかどうかで目標との距離の見え方が変わる。

トビタテ留学JAPANの採用者数で読み違えやすい点

読み違えやすい点
  • 「採用者数」と「派遣留学生数」は報道発表では同じ人数を指していて、選考に通った人数のことである。
  • 高校生等の採用者数には、全国の選考(718人)と拠点形成支援事業を足した数(1,083人)の2通りがある。
  • 大学生等の倍率は文部科学省が出しているが、高校生等の倍率は発表資料に載っていないので、この記事では編集部が計算した。
  • 募集と留学の年はずれていて、2026年10月に募集が始まった第12期・第19期は、2027年7月以降に留学を始める計画が対象となる。
  • 第1ステージ(〜2022年度)の「日本代表プログラム」と、第2ステージの「新・日本代表プログラム」は別の制度として数えられている。

期の番号は高校生等と大学生等で数え方が違い、同じ2026年度でも高校生等は第11期、大学生等は第18期になる。

トビタテの採用者は、日本人留学生全体のうち奨学金を受けて留学する一部にあたる。

日本人の留学生全体の数字は、日本人の留学生は何人いる?国別・期間別の統計にまとめている。↓

トビタテ留学JAPANの採用者数で最後に確認しておくこと

この記事の要点
  • 2026年度の採用者数は、高校生等対象(第11期)が718人、大学生等対象(第18期)が277人。
  • 2026年度は応募者数が大きく増え、倍率は高校生等3.6倍(編集部計算)、大学生等5.3倍だった。
  • 第2ステージの4年間、採用者数は高校生等708〜718人、大学生等261〜277人でほぼ一定。
  • 拠点形成支援事業を含めた高校生等の採用者数は、2026年度に過去最多の1,083人。
  • 次の第12期・第19期の募集人数は、高校生等600人、大学生等250人。

採用者数の枠はほぼ動かず、応募者数の増減がそのまま倍率の上下になって表れている。

数字を引くときは、どの期・どの区分の人数かを添えて使うと読み違えにくい。

世界全体で留学生がどれくらいいるかは、世界の留学生は何人?受け入れ国別のデータにまとめている。↓

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