
TOEICの受験者の年齢は、2025年の世界全体で21〜25歳が43.0%と最も多い。
次いで20歳以下が22.6%、26〜30歳が14.6%で、30歳以下の3区分を足すと80.2%になる(編集部が計算したもの)。
この記事は、TOEICを開発するETSの世界レポートと、日本の運営団体であるIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)の年次データを並べ直したものである。
年齢そのものの区分は世界レポートにあり、日本国内のデータは学生・社会人、所属学校と学年、入社年次で分かれている。
TOEIC受験者の年齢層は21〜25歳が43%で最多
ETSの「2025 Report on Test Takers Worldwide」は、2025年に実施されたTOEIC L&Rの公開テストとIPテストの受験者が答えたアンケートを集計したものだ。
アンケートの対象者は302万4,969人で、年齢別の割合とトータル平均スコアは次のとおりとなっている。
| 年齢 | 受験者の割合 | トータル平均スコア |
|---|---|---|
| 20歳以下 | 22.6% | 531点 |
| 21〜25歳 | 43.0% | 628点 |
| 26〜30歳 | 14.6% | 673点 |
| 31〜35歳 | 7.1% | 663点 |
| 36〜40歳 | 4.3% | 633点 |
| 41〜45歳 | 3.2% | 618点 |
| 46歳以上 | 5.2% | 624点 |
31歳以上の4区分を合わせると19.8%で、レポート本文でも「31歳以上」は20%とまとめられている(19.8%は編集部が計算したもの)。
21〜25歳は、日本の学校制度でいえば大学3〜4年生から社会人の数年目までにあたる年代だ。
世界全体の就業状況の集計でも、全日制学生が57.7%、フルタイム勤務者が30.0%を占めている。
受験目的では「就職活動のため」が28%、「卒業に必要なため」が26%、「英語学習のため」が24%と続く。
何歳から受けられるのか、試験ごとの受験資格は、英語の資格試験に年齢制限はある?試験別の受験資格を並べたにまとめている。↓

TOEIC受験者の年齢別平均スコアは26〜30歳が最も高い
年齢別のトータル平均スコアは、26〜30歳の673点がいちばん高い。
2番目は31〜35歳の663点、3番目は36〜40歳の633点で、最多層の21〜25歳の628点はその次になる。
いちばん低いのは20歳以下の531点で、26〜30歳とは142点の差がある(編集部が計算したもの)。
リスニングとリーディングの内訳
| 年齢 | リスニング平均 | リーディング平均 | トータル平均 |
|---|---|---|---|
| 20歳以下 | 300点 | 231点 | 531点 |
| 21〜25歳 | 347点 | 281点 | 628点 |
| 26〜30歳 | 368点 | 304点 | 673点 |
| 31〜35歳 | 361点 | 302点 | 663点 |
| 36〜40歳 | 345点 | 288点 | 633点 |
| 41〜45歳 | 337点 | 281点 | 618点 |
| 46歳以上 | 337点 | 286点 | 624点 |
どの年齢でもリスニングの平均がリーディングを上回り、その差は51〜69点の幅に収まる(編集部が計算したもの)。
差がいちばん大きいのは20歳以下の69点で、年齢が上がるにつれて差は小さくなり、46歳以上では51点まで縮む。
標準偏差はどの年代も約190点
| 年齢 | トータルの標準偏差 |
|---|---|
| 20歳以下 | 199点 |
| 21〜25歳 | 192点 |
| 26〜30歳 | 184点 |
| 31〜35歳 | 189点 |
| 36〜40歳 | 195点 |
| 41〜45歳 | 193点 |
| 46歳以上 | 192点 |
各年代のトータルの標準偏差は184〜199点で、同じ年代の中でもスコアの散らばりは大きい。
平均点の高い年代に入っていても、個人のスコアは平均から上下に大きく離れうる点に注意が要る。
TOEIC受験者年齢別の割合と平均点の推移(2022〜2025年)
年齢別の割合は、2022年から2025年までの4年間で大きくは変わっていない。
| 年齢 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|
| 20歳以下 | 20.6% | 21.3% | 21.6% | 22.6% |
| 21〜25歳 | 44.1% | 43.8% | 43.8% | 43.0% |
| 26〜30歳 | 14.9% | 14.6% | 14.6% | 14.6% |
| 31〜35歳 | 7.2% | 7.2% | 7.2% | 7.1% |
| 36〜40歳 | 4.6% | 4.6% | 4.4% | 4.3% |
| 41〜45歳 | 3.4% | 3.4% | 3.3% | 3.2% |
| 46歳以上 | 5.2% | 5.1% | 5.1% | 5.2% |
その中で20歳以下は、20.6%から22.6%へ2.0ポイント増えた。
反対に21〜25歳は44.1%から43.0%へ、1.1ポイント減っている。
年齢別のトータル平均スコアは、4年間ですべての年代が上がった。
| 年齢 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|
| 20歳以下 | 527点 | 531点 | 531点 | 531点 |
| 21〜25歳 | 620点 | 621点 | 625点 | 628点 |
| 26〜30歳 | 664点 | 666点 | 666点 | 673点 |
| 31〜35歳 | 644点 | 652点 | 654点 | 663点 |
| 36〜40歳 | 614点 | 620点 | 625点 | 633点 |
| 41〜45歳 | 607点 | 609点 | 612点 | 618点 |
| 46歳以上 | 616点 | 616点 | 617点 | 624点 |
2022年から2025年の上げ幅は4〜19点で、31〜35歳と36〜40歳がともに19点と大きい(編集部が計算したもの)。
20歳以下は2023年から3年続けて531点で、上げ幅は4点にとどまる。
TOEIC受験者を日本の学生・社会人で分けたデータ
IIBCの「TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026」は、日本の2025年度(2025年4月〜2026年3月)の受験者を、年齢ではなく学生・社会人などの属性で区分している。
2025年度の公開テストの受験者は75万5,473人で、そのうち学生が43万4,399人、社会人が30万8,493人だった。
| 区分 | 2024年度の人数 | 2024年度の平均 | 2025年度の人数 | 2025年度の平均 |
|---|---|---|---|---|
| 学生 | 409,991人 | 592点 | 434,399人 | 592点 |
| 社会人 | 312,258人 | 644点 | 308,493人 | 649点 |
| 全体 | 735,425人 | 615点 | 755,473人 | 616点 |
2025年度は学生が全体の57.5%、社会人が40.8%を占める(編集部が計算したもの)。
世界レポートの「全日制学生57.7%」と近い比率で、日本の公開テストでも学生が多数派という点は共通している。
公開テスト全体の平均点と、学生・社会人の差の読み方は、TOEICの平均点は何点?公開受験の平均と、学生・社会人の差にまとめている。↓

TOEIC受験者の所属学校・学年別の人数と平均スコア
年齢に近い区分として、IIBCは所属学校と学年ごとの人数と平均スコアも公表している。
公開テストの所属学校別データ
| 所属学校 | 受験者数 | トータル平均 |
|---|---|---|
| 小学校 | 1,074人 | 638点 |
| 中学校 | 1,613人 | 564点 |
| 高校 | 34,383人 | 539点 |
| 高専 | 17,923人 | 517点 |
| 短大 | 4,765人 | 519点 |
| 大学 | 331,403人 | 601点 |
| 大学院 | 30,504人 | 642点 |
| 専門学校 | 10,739人 | 523点 |
| 語学学校 | 1,995人 | 578点 |
2025年度の公開テストの学生では、大学生が33万1,403人と最も多い。
小学生は1,074人と少数ながら、平均638点は大学生の601点を上回っている。
大学の学年別データ
| 学年 | 公開テストの人数 | 公開テストの平均 | IPテストの人数 | IPテストの平均 |
|---|---|---|---|---|
| 大学1年 | 33,391人 | 557点 | 271,712人 | 451点 |
| 大学2年 | 53,437人 | 589点 | 113,076人 | 463点 |
| 大学3年 | 129,998人 | 602点 | 68,569人 | 507点 |
| 大学4年 | 104,022人 | 614点 | 22,555人 | 537点 |
公開テストでは大学3年の12万9,998人が、学年別でいちばん多い。
IPテストは大学1年が27万1,712人で、大学で実施されたIPテストの受験者47万5,912人の57.1%を1年生が占める(編集部が計算したもの)。
どちらの受験方式でも、学年が上がるほど平均スコアは高くなっている。
公開テストとIPテストでは受ける人の層が違うため、同じ学年でも2つの平均点をそのまま比べることはできない。
高校の学年別データ
| 学年 | IPテストの人数 | IPテストの平均 |
|---|---|---|
| 高校1年 | 1,773人 | 401点 |
| 高校2年 | 5,741人 | 434点 |
| 高校3年 | 10,875人 | 443点 |
| 高校全体 | 18,389人 | 436点 |
学校で実施されたIPテストでは、高校生の受験者は1万8,389人、平均は436点だった。
高校でも学年が上がるにつれて平均スコアは上がり、1年と3年では42点の差になる(編集部が計算したもの)。
TOEIC受験者のうち社会人の入社年次・役職別データ
社会人の年齢に近い区分として、IIBCは入社年次と役職ごとの集計も出している。
入社年次別(IPテスト)
| 入社年次 | 2024年度の人数 | 2024年度の平均 | 2025年度の人数 | 2025年度の平均 |
|---|---|---|---|---|
| 内定者 | 18,227人 | 626点 | 18,502人 | 639点 |
| 新入社員 | 63,933人 | 536点 | 62,895人 | 540点 |
| 入社2〜5年目 | 81,941人 | 560点 | 82,566人 | 562点 |
| 入社6〜10年目 | 62,834人 | 559点 | 61,655人 | 561点 |
| 入社11年目以上 | 145,662人 | 517点 | 141,343人 | 522点 |
これは企業・団体で実施されたIPテストの集計で、2025年度は入社11年目以上が14万1,343人と最も多い。
内定者の平均639点は、新入社員の540点より99点高い(編集部が計算したもの)。
入社11年目以上の平均は522点で、入社年次の区分の中ではいちばん低い。
役職別(公開テスト)
| 役職 | 2025年度の人数 | 2025年度の平均 |
|---|---|---|
| 役員 | 6,965人 | 679点 |
| 部長 | 10,805人 | 670点 |
| 課長 | 26,975人 | 655点 |
| 係長 | 28,884人 | 633点 |
| 一般社員 | 191,974人 | 634点 |
| 派遣社員 | 11,480人 | 650点 |
公開テストの社会人では、一般社員が19万1,974人で最も多い。
係長より上の役職では、役職が上がるほど平均が高く、役員は679点となっている。
TOEIC受験者の年齢データを読むときの注意点
年齢・学年・入社年次の数字は出どころと集計の範囲がそれぞれ違うので、並べて読むときは前提をそろえておきたい。
- 年齢別の割合と平均スコアは世界全体の数字で、日本だけの年齢別の値ではない
- 世界レポートは暦年(2025年1〜12月)、IIBCのデータは年度(2025年4月〜2026年3月)で集計期間が違う
- 世界レポートは受験前のアンケートの回答を集計しており、設問ごとに回答率が違う
- 公開テストとIPテストは受ける人の層が違い、平均点を横に並べて比べられない
世界レポートには国別の平均も載っており、2025年の日本はトータル564点だった。
これは公開テストとIPテストを合わせた数字で、IIBCの公開テストの平均616点とは集計の範囲が違う。
世界レポートの日本の平均は、2024年も564点で同じ値となっている。
TOEIC受験者の年齢で最後に確認しておくこと
- 2025年の世界のTOEIC L&R受験者は21〜25歳が43.0%で最多、20歳以下が22.6%で続く
- 年齢別のトータル平均スコアは26〜30歳の673点が最も高く、20歳以下の531点が最も低い
- 2022年から2025年で20歳以下の割合は20.6%から22.6%へ増えた
- 日本の2025年度の公開テストは学生43万4,399人、社会人30万8,493人
- 大学生の受験者は公開テストでは3年生、IPテストでは1年生が最も多い
年齢や学年ごとの数字は、自分と同じ層の受験者がどのあたりのスコアにいるかをつかむ目安になる。
年間の受験者の総数と、公開テスト・IPテストの内訳は、TOEICの受験者数は年間何人?公開受験とIP受験の内訳にまとめている。↓

参考文献
- 2025 Report on Test Takers Worldwide(TOEIC Listening & Reading Test)(国際ビジネスコミュニケーション協会公式サイト)
- 2024 Report on Test Takers Worldwide(TOEIC Listening & Reading Test)(国際ビジネスコミュニケーション協会公式サイト)
- 2023 Report on Test Takers Worldwide(TOEIC Listening & Reading Test)(国際ビジネスコミュニケーション協会公式サイト)
- 2022 Report on Test Takers Worldwide(TOEIC Listening & Reading Test)(国際ビジネスコミュニケーション協会公式サイト)
- TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026(2025年度 受験者数と平均スコア)(国際ビジネスコミュニケーション協会公式サイト)
- TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2025(2024年度 受験者数と平均スコア)(国際ビジネスコミュニケーション協会公式サイト)
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